日本の文学賞

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悪の教典

吉川英治文学新人賞

悪の教典

貴志祐介

人気教師の仮面の下に潜む暴力性を、学園という閉じた空間で暴き出すサイコサスペンス。読者を引き込む語り口と冷徹な展開で、人間の悪意を徹底して描く。

学園サイコサスペンス暴力悪意

作品情報

貴志 祐介の『悪の教典』は、受賞記録に残る作品として作品単位で整理した。

『悪の教典』について、NDL Search の書籍レコードで ISBN とページ数を確認した。採用した識別子は単行本・文庫など書籍形態のレコードに限定し、雑誌号や記事、音源などの識別子は使用していない。

書籍情報

出版社
文藝春秋
発売日
2011-11-14
ページ数
669ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784163809809
ISBN-10
4163809805
価格
1870 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

有能な教師の仮面をかぶった学園に潜むモンスター、ハスミンこと蓮実聖司。“モリタート”の口笛とともに完璧な犯罪が重ねられていく

レビュー

  • 無し

    問題無し

  • 何なのこいつ

    いままで読んだ本の主人公の 中で一番嫌いな主人公。 好きな登場人物が 彼ハスミンの手に かかった瞬間から大嫌いに なって読むのが苦痛に。 しかし続きが気になって ページをめくる手が止まら ない! さすが貴志さん。 おもしろいし読みやすいし 買ったことに後悔はして いませんがスゴくスゴく 後味の悪い作品。 もう一回、読む決心が つくのは何年か後のこと だろうと思います。 しかし。。サイコパスでは ないですが自分に都合の悪い 人は邪魔に思い場合に よっては携帯のメモリーから 簡単に削除したり職場や 学校で目障りな人を 蹴落とし追い出したり。 周りを自分の好きな人や 都合のいい人で固めるなど 誰しも心の中にハスミンが いるのでは。 「カウンセラーは無意識に 性善説にのっとった思考を しているため悪い奴から 見たら、そういう人はカモに しやすい」 と記述があったのです。 確かに自分は正義を貫いて 生きていこうという姿勢で いて、どんな悪人も本当は 悪い人ではないと思っている から、まさか、 そんなヒドいことは、 いくらなんでもしない だろうと思っているし 簡単にだませるでしょうね。 私も、たまにカモになって しまうので今回、 気づかせていただいて 感謝しております。笑 自分の身は自分で 守らなきゃ。 共感するのも大事だけど、 いろんな人間と 共存していかなければ ならないのだから、 もっとプロファイリングも 勉強しよう。 共感できない悪い人なんか いないという考えは ハスミンと表裏一体。 悪い人を排除しようとしてる ってことは邪魔な人を 簡単に消そうとする ハスミンと一緒。 悪い人も良い人もいる ってことを認めた上で自分の 人生を生きていく ための知恵を身につけ なきゃなと思ったのでした。 大変心に響いた本( ^∀^)

  • サイコパスの追及が足りていないがための破綻

    映画でもなぜアメリカへの入国拒否になったのかがイマイチ 説明不足だったので、本書を購入するに至りました。 事情はよく分かりましたが…蓮見は戦後を引きずる日本であり敗戦国家という 見方もできるかと…解釈の仕方はいろいろですが… 本題からそれましたが、幼児の時から何故かしら笑顔もなく共感性の欠如が認められていたなど のエピソードが書かれているものの 時代を追うごとに、その都度、学習したから、巧妙に犯罪のハードルが意図も簡単に出来たという 説得力となるべき心理描写が如何にも希薄な気がした。 そのため本書は 精神医学的な情報を練り込み、説明がなされさえすれば、もっと優れた小説になった気がします。 作者がことあるごとに、ただただ、蓮見の天才的なサイコパスな人物である所以と作者が絶賛するには 非常に無理があったように思いました。

  • 面白かったが期待しすぎた

    「黒い家」「天使の囀り」以来の貴志祐介作品です。 前述の2作が大好きなのと、映画が好評だったので読んでみました。 他の皆さんが書いているとおり、犯行がずさんだなと感じたのと、 高校生の描写が高校生っぽさが感じられなかったのが残念です。 ただ、「黒い家」でも秀逸だったサイコパス連続殺人犯のぞっとするような自分勝手な思考回路や、 最初は周囲に好かれる好青年な主人公の心理描写のモノローグだったのが、徐々に身勝手なモノローグに変わっていくのが不気味でした。

  • 重宝してます。

    学校の図書館で読んで以来、また読みたくなって買いました。 上下を一冊にまとめられていて、わざわざ2冊買わなくていいのでおすすめです。

  • 天才?

    天才のかいた天才の話は、驚きや感動で目から鱗がとれるようなそんなおもしろさがあります。 この作品にはそれがまったくありません。 推理ものが好きな人間、シナリオや設定の矛盾を考えられる人間なら、これが『天才』か?と疑問を感じるはずです。 細かい部分を書かなければアラはでなかったのかもしれません。 きしさんのホラーすきだっただけに残念でなりません。

  • 後味は悪し

    海外で活躍したトレーダーという経歴をもつ高校の英語教師。生徒たちに絶大の人気物で同僚からも一目置かれているのだが、実は、他人には理解不能の利己的な理由により殺人を繰り返すサイコパスだった・・・というお話し。 邪魔ものを一人づつコッソリと排除していくうちに、ちょっとしたミスから、エスカレートし大量殺人せざるを得なくなって、という展開だ。 自身の欲求を充足させるための手練手管の末、行われる殺人は惨さ極まれりだが、リアルさが欠如してるせいか、抵抗なく読み進められる。主人公の非道ぷりにムカムカするものの、生徒たちの反撃に対して、excellent!の感嘆がでると、笑えたりして。 後味は悪し。 映画では監督が続編を示唆したようだが、果たして原作はどうだろう。あるかもなぁ。

  • アニメみたいな人物設定

    主人公が人間の枠を越えた精神分析のプロってのは天才だからって理由でなんとなく納得できるけど、生徒の設定は理解できない。主人公と同じぐらい顔の表情からいろんなことを推理して腹を探るのが異様だし、言葉使いも変。高校生が警察のことを「しょせんお堅い役所仕事」とか学校で自殺した場合の災害保険がどうなど言う訳ないです。そこが、残念な点です。逆に言うとそこさえ変わってたら、星4つ以上は評価してました。

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