作品情報
1つの街で起こる5つの物語が少しずつ重なり合い、読者だけが全体像を知る連作短編集。
1つの街で起こる5つの物語が少しずつ重なり合い、読者だけが全体像を知る連作短編集。。
書籍情報
- 出版社
- 文藝春秋
- 発売日
- 2023-07-05
- ページ数
- 320ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.2 x 2.2 x 18.9 cm
- ISBN-13
- 9784163917207
- ISBN-10
- 4163917209
- 価格
- 1778 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/SF・ホラー・ファンタジー
第30回松本清張賞受賞作 この小説は、選考委員への「挑戦状」だ! 衝撃のデビュー作。 1つの街を舞台に描かれる、5つの世界は、少しずつ重なりあい、影響を与えあい、思わぬ結末を引き起こす。 すべてを目撃するのは、読者であるあなただけ。 推理小説/青春小説/科学小説/幻想小説/恋愛小説 5つの物語は、5度世界を反転させる。 森バジルを読めば「世界が変わる」 【選考委員 選評より】 阿部智里 5つの同じで異なる世界! その構成に気が付いた時、「正気か」 と目を疑った。 辻村深月 抜群のきらめきに満ちていた「青春小説」パートは見事だった。 米澤穂信 小説というものに必死に手を伸ばした作者の叫びが聞こえた。 森絵都 チャレンジ精神と熱量の高さがすばらしい。 森見登美彦 「読者だけが知っている」そんな構造を楽しんでほしい。
レビュー
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どんどん読み進めたくなるミステリー
M-1の時期になると思い出してしまう。こんな本気の高校生時代を過ごしたかった。。
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お約束
本を読み終わる前にカバーを外さないで下さい。
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ジャンル分けが難しいが一級のエンターテインメントで、何も知らずに読むのが一番おススメ
ジャンルが違う5つの短編、その登場人物の運命が交錯するさまがそれぞれの短編で描かれている。 最初は違和感のある場面も、別の短編で解明される、と言う具合で、作者の周到なプロットには驚かされる。 しかも、物語のテイストを全く変える設定も見事だし、会話文の鮮度も魅力的。 全く知らない作者であったが、短編を積み上げて独自の長編世界を作り上げる才能、その完成度の高さには驚かされた。
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好奇心より強い理性このよこの世にはない
「選考委員への挑戦状」とまで言われると、ひょっとして「AIが書いた小説か?」と思いましたが、けして奇をてらったものではなくきちんと5つの物語である典型的な「推理小説」「青春小説」「科学小説」「幻想小説」「恋愛小説」を書き分けた上で、それぞれにオチをつけて完結させているのに、最後はすべてが繋がるという極上の『短編小説集』でした。 さすがに今時の高校生に代表される若者たちの会話にはついて行けない思いもありますし、ライトノベルの匂いも若干感じたのも事実です。 作者の次なる挑戦に期待しています。
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2023 年のクリスマスイブのキセキ!
松本清張賞の作品はハードルが高いのかと思っていましたが、読んでみると、良質なエンタメ小説本でした。 買ってよかったです。 第1章で、読者が違和感を抱くレベルの雑なサスペンス小説なのかと思わせて、ラストで読者の心を一気に鷲掴み。 そこからは、作中の巧妙な仕掛けにより一気ににエピローグまでたどり着いてしまいました。 群像劇が好きな方でこの作品が嫌いな方は、おそらく存在しないのでは? 作中の仕掛けがなかったとしても、青春小説などは特に単体で読んで十分なレベルのクオリティに仕上がっています。思わず涙しそうになりました。 最後に、舞台設定が 2023 年であることを踏まえると、このレビューを読んだ方は是非、今すぐ買って読んでほしい作品です。なんせ、5種類の短編が1冊にまとまっており、非常にお買い得!
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最後まで裏切らない展開
一読すると別々の短編集が絶妙な繋がり方をするのが、新鮮でどんどん本の世界に吸い込まれていく感覚がいい。
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おもしろかった
話しが進む中で、内容や登場人物が絡み合ってくるところがおもしろかった
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いたる所に著者のチャレンジ精神がうかがえる作品
●松本清張賞受賞作品との事だが、作風は清張作品とはかなり趣が異なっている。若者の目線で描か れていて、全体的にコメディタッチの作品である。 本書は5つの短篇の連作集で、ミステリ仕立てやSF、ファンタジーなどのジャンルに合わせた構成。 所々に前の登場人物が顔を出し微妙につながっている。それぞれのジャンルの核となるポイントはつ かんでいるが、短篇であるが故に若干浅い描写だった。加えて「科学小説」や「幻想小説」ではまる でマンガの様。ガジェットで遊んでいる印象だった。 しかし、それぞれのジャンルの特徴をうまくとらえたチャレンジングな作品であり、★4としまし た。
関連する文学賞
- 松本清張賞 第30回(2023年) ・受賞