作品情報
日本SF新人賞で佳作となった、坂本康宏の『歩兵型戦闘車両ダブルオー』。
『歩兵型戦闘車両ダブルオー』は、坂本康宏による作品。日本SF新人賞の対象作として、作品の構想や語り口が評価された。読者は、想像力, 異界, 冒険を軸に、受賞当時の文学的関心をたどることができる。
書籍情報
- 出版社
- 徳間書店
- 発売日
- 2002-06-01
- ページ数
- 331ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784198615284
- ISBN-10
- 4198615284
- 価格
- 2988 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
Amazon.co.jp: 歩兵型戦闘車両ダブルオー : 坂本 康宏: 本
レビュー
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「マジンガーだっ!」「ゲッターだっ!」「いやっ! ダブルオーだあああっ!」
『ダブルオー』と言っても、キカイダーやガンダムとは関係ありません。日本が誇る世界初の3体合体メカです。「熱血筋肉マン」、「天才的ひねくれ者」、「実直な妻子持ち」の3人が操縦し、文明が生んだ怪物と戦います。かっこよくも強くもありませんが、3人の操縦者、また、彼らを支える個性豊かな人達の見上げた心意気が勝利をもたらします。現代の日本でどうしたら合体ロボが存在できるか、どんな戦い方をするかというスペキュレーションにとどまらず、主人公3人の熱く、悲しく、心温まるエピソードがていねいに描かれています。多くの苦難を越えて合体しダブルオーが怪物に立ち向かった時、勝ち目のない戦いでもあきらめることなく勝利をつかんだ時、一緒になって血がたぎり、汗をかき、涙してしまいます。エキサイティングにして、エモーショナル。これほど燃えさせてくれる作品は本当に珍しい。読んでよかった。★10個はあげたいです。雨月、妹尾、胡子と一緒に叫んでしまいました。「ちぇええええんじ! ダブルオーっ!!」(って、神谷さんの声が聞こえてきそうですね。)
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まあ、読んでみてください!
子供の頃に、誰しもが憧れた、あの話です。 巨大ロボのパイロットになって、謎の敵から平和を守る。 作者はきっと、いい大人になっても、そんな夢を忘れないでいたんでしょう。 様々な現実も織り交ぜながら、リアルと空想の間を絶妙なバランスでかかれた作品だと思います。 オススメです。
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SF小説なのに科学的整合性に欠けている
SFで肝心の設定の詰めが甘い。 細胞一つ残してはならないとのことなのに、体液や粘液や空気中に飛散する細胞の事は無視。 油圧サスの方が耐久性や姿勢制御の安定性では優れているのに、作中ではエアサスの方が優れていることになっている。 自衛隊では駐屯地に侵入した不審者を職務質問の後になるべく殺害せずに無力化するのが不審者対処訓練等で公開されているが、作中では発見後即射殺などなど 突っ込みどころが多いです。 多分作者は合体ロボを書きたかっただけで、物語のリアリティーや土台はどうでもよかったのでしょう。 これがSF小説じゃなければそれでもいいのでしょうが、SFと自称している以上、最低限の整合性は維持してほしかったと思います。
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おもしろ、悲し
謎の生物が地球を襲う!自衛隊でも歯が立たない。地球を救うのは、合体でロボットになる、3体の「歩兵型戦闘車両」~いろいろあって、管轄は「環境庁」。操縦するのは、わけありの素人3人。地球は救えるのか、そして謎の生物の正体は・・・。 読んでて楽しい作品です。ユニークな怪獣、合体ロボットのいろいろな武器、操縦する3人の掛け合い、「へんしーん」、お役人さんとのやり取りなど、ユーモアあふれる内容です。笑えます。しかし、どこか物悲しさが漂います。操縦者達の立場だったり、かかえるモノだったり・・。 大きく3話に分かれてます。ダブル00の活躍が気になって、途中で読むのをやめられなくなる本でした。
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『機動警察パトレイバー』が好きな方は意外と面白く読めると思います。
本書は、第3回日本SF新人賞に佳作入選した『〇〇式歩兵型戦闘車両』を改題・加筆修正したものです。「あとがき」で著者が述べるように、本作品は「巨大ロボが合体し、パイロット達が力を合わせ、苦悩しながら難敵を倒す(P.330)」というものです。著者はリアリティのある巨大合体ロボットを書きたかったと思われるのですが、大型ロボットの設定に関しては『機動警察パトレイバー』がよりリアリティがあるように感じます。また、青年がモラトリアムを抜けて自立していく姿という観点で言えば、高野秀行『ワセダ三畳青春記』 (集英社文庫) がはるかにお勧めです。やや中途半端という印象が拭えません。 ちなみに、舞台は現代の日本、地方都市。パイロットは皆27歳。一人は彼女に振られ、会社を首になったばかりの体育会系男・雨月蛍太郎。二人目はフリーターでシューティングゲームの達人・妹尾環。三人目は妻と4歳の息子を抱える失業中の銃器乗り・胡子竜二。彼ら三人は、環境庁・環境保全局環境調整対策室に臨時職員として、〇〇式歩兵戦闘車両(通称、ダブルオー)の操縦訓練に勤しむことになります。その後、正体不明の怪物が出現し、自衛隊でも歯が立たず、彼らが出撃することになる、という定番のストーリーを辿ります。怪物と戦う過程で、雨月は二股をかけて自分を振った女を助けるか否かを選択するはめになり、また、自分をクビにした上司と再び相まみえることになります。こうした事件での雨月の心情はまあまあ、きちんと描かれていますが、残り二人の登場回数は、けして多くありません。それ以外の登場人物についてはほぼ皆無です。 巨大合体ロボットを環境庁が保管するようになった経緯や、ダブルオーが兵器を使用する際に問題になるお役所的手続きなど、細々した面白い部分はあります。『機動警察パトレイバー』が好きな方は意外と面白く読めると思います。多くの方にはお勧めはしません。
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社会人にちょっと疲れてきた人のための佳作
普通の男たち…(厳密にはちょっと違うけど)が、あの日合体ロボットに乗せられてしまい、悪(かなぁ?)と立ち向かうお話。適度にストレートな筋立て、読後の涼感、キャラへの感情移入度…まさにザ・佳作。 最近読んだ本と言えば経営本、ノウハウ本、マニュアル本あぁぁぁぁ、俺は『小説』が読みたいんだぁぁぁ!!!…でも通勤の途中に読みたいからあまり難しいのはなぁ…それに面白くても若者向けすぎるのもちょっとなぁ…という貴方!これです。読みましょう。
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面白いけど、どこかで見たことがあるような……
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