日本の文学賞

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図書館がくれた宝物

産経児童出版文化賞

図書館がくれた宝物

ケイト・アルバス

第二次世界大戦下のロンドンから疎開したウィリアム、エドマンド、アンナの三きょうだいは、後見人になってくれる家族を見つけるため、田舎での受け入れ先を転々とする。村の図書館と司書ミュラー夫人の助けを得ながら、三人は本を手がかりに新しい居場所を探していく児童文学です。

第二次世界大戦学童疎開きょうだい図書館家族

作品情報

戦時下の疎開先で、本を愛する三きょうだいが新しい家族と居場所を探す物語。

『図書館がくれた宝物』は、ケイト・アルバスの児童小説『A Place to Hang the Moon』を櫛田理絵が翻訳した作品です。1940年のロンドンを離れた三きょうだいが、戦争によって不安定になった暮らしのなかで、読書と人との出会いを通じて家族のあり方を見つめます。第71回産経児童出版文化賞の翻訳作品賞受賞作です。

書籍情報

出版社
徳間書店
発売日
2023-07-12
ページ数
384ページ
言語
日本語
サイズ
18.2 x 12.8 x 2.2 cm
ISBN-13
9784198656652
ISBN-10
4198656657
価格
2090 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/評論・文学研究/参考図書・書誌

1940年、ロンドン。 ドイツとの戦争が 始まったばかりの英国。 12歳のウィリアム、11歳のエドマンド、 9歳のアンナの三人きょうだいの 保護者がわりだった祖母がなくなった。 三人の両親は幼いころ亡くなっている。 遺産がのこされたが、未成年の三人は、後見人がいないと 遺産にも手をつけられない。 そこで、弁護士のエンガーソルさんが、 集団学童疎開に三人も参加することを 提案した。 空襲の恐れのある ロンドンにいるよりは安全だし、 ひょっとしたら疎開先で、 後見人になってくれる人が 見つかるかもしれない…。 疎開先では辛いことも多い。 厳しい疎開生活のなか、 3人の救いとなったのは、 村の図書館だった。 ロンドンから疎開した 本の好きな3人きょうだいの 心あたたまる物語。 巻末に、物語中に登場する本のリストを収録。

ケイト・アルバス:米国の児童文学作家。ニューヨークで育つ。心理学者として研究に携わっていたが、友人の参加する創作の集まりに顔を出したことをきっかけに、物語を書くことのおもしろさに目覚める。本書がデビュー作。 櫛田理絵:滋賀県生まれ。早稲田大学法学部卒業。英語圏の児童文学作品を中心に紹介・翻訳を行っている。訳書に『ぼくとベルさん』『ぼくと石の兵士』(PHP研究所)などがある。

レビュー

  • 図書館好きなお子さん大人でも!

    英語でも読みました。本が好きな図書館に 通っている子供から大人まで楽しめる本です。

  • 高学年課題図書

    課題図書だったので買いましたが、とてもいいお話でした。大人でも考えさせられる内容です。本が好きな子、図書室に通ってる子、図書館が好きな子は入りやすいストーリーだと思います。

  • 心温まる物語

    朝日新聞の児童書の書評を見て、読みたくなり、一気に読みました。 戦争や疎開先で、子供が辛い思いをするのは、いつの時代、どこの国でも同じなのだと感じました。辛い状況に置かれても健気に前を向く3兄弟を応援しながら読んでいました。本を愛する気持ちと、その気持ちが導く図書館や司書との出会い。子供だけでなく、本を愛する人ならば共感できる物語です。何度か出てくる食べ物の描写が秀逸で、物語に出てくる食べ物を食べたくなりました。

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