書籍情報
- 出版社
- 河出書房新社
- 発売日
- 1978-01-01
- ページ数
- 216ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784309000893
- ISBN-10
- 4309000894
- 価格
- 650 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
Amazon.co.jp: 狂いだすのは三月 : 松崎陽平: 本
レビュー
-
妙に面白い。
著者は本名・久野猛で、東大理学部卒、日比谷高校校長をした人。これは都立大附属高校教師時代の、予備校教師としての経験をもとに描いたものだろう。予備校の数学教師の松崎の、長沢倬士という生徒への偏愛。題名は、井上陽水の「桜三月」(長谷邦夫作詞)からとられている。松崎は鹿児島出身で、ふと鹿児島へ出かける。そこで同じ予備校の英語教師で、東大教養学部助教授の鈴木と遭遇する。そして会話する。この鈴木のモデルがだれか気になるのだが、家柄がいいというから島田太郎か、などというあたりで興味をもつのだから困ったものだ。だが松崎に、倬士が自殺をはかったという知らせが届き、あわただしく帰京しようとするところで小説は終わる。とりとめないものである。
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