日本の文学賞

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少年アリス

文藝賞

少年アリス

長野まゆみ

書籍情報

出版社
河出書房新社
発売日
1989-01-01
ページ数
156ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784309005454
ISBN-10
4309005454
価格
2251 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

第25回(1988年) 文藝賞受賞

レビュー

  • 迅速でした

    キレイな状態で、到着も早かったです 一般書店では扱いがなかったので、購入できてラッキーでした ありがとうございました😊

  • リアルなど、いらない。

    圧倒的な幻想。レトロ、優しさ。秘密。 これ以上の何がいるんだ? リアリティがないなどの評価があるが、子供たちの世界にリアルなど私達の子供時代“現実”だけで生きてきただろうか? アリスたちのように、“本物”か“夢”か、限りなく曖昧なものを純粋に楽しんでいたではないか。 36色の色鉛筆。 少しだけ怖かった理科室。 普段は意地悪なのに、どこか優しい兄弟。 疲れたときに、手にとると、少年たちの秘密で閉鎖的な世界を楽しめる。 リアルは現実だけで充分です。 リアルから解き放ってくれる、貴重な1冊。 言葉の美しさ。 泥をとったような、丁寧な心理描写。 それだけでいい。 泥などいらない。 ただ、ただ、綺麗なものを余分なものをふるい落とした純粋なものが読みたい。 そんな人におすすめです。 子供から大人まで楽しめる1冊です。 幻想的な物語が苦手な人にはおすすめしません。 現実をこえた世界に浸りたい人におすすめな一冊です。

  • 世界観のある

    "水蓮の開く音がする月夜だった。アリスは部屋の燈を消して月光の射す、織り模様のついた敷布の上に創り上げたばかりの石膏の卵を置いて眺めていた"1989年発刊の本書は著者デビュー作。誰もいないはずの夜の理科室で不思議な授業を覗き見た少年、アリスが教師に獲えられてしまう幻想小説。⁣ ⁣ 個人的には不思議なタイトルに惹かれて手にとりました。⁣ ⁣ さて、そんな本書は純幻想文学からSFまで様々な試みを行っている著者のデビュー作で、兄に借りた色鉛筆を教室に忘れてきた友人の蜜蜂に頼まれる形でアリスはしぶしぶ犬の耳丸を連れて、二人と一匹で夜の学校に忍び込むことになるのですが。そこで行われている人ならざる者たちの秘密の授業を覗き見たことで、アリス1人だけ捕まってしまうのですが。。⁣ ⁣ まず、たまたまですが。同じく夜の教室に忍び込むシーンがある『チェンソーマン レゼ篇』を劇場で観たばかりだったので。"夜の教室(学校)"で、何か起きそうな非日常イメージがやっぱりあるな。とつよく印象に残りました。⁣ ⁣ また、メルヘン。。というには少しホラー要素が強い気がしましたが。植物への丁寧な言及他、不思議な文体も魅力的。⁣ ⁣ 著者ファンの方はもちろん、幻想的な非日常小説が好きな方にもオススメ。

  • 長野まゆみの素敵な世界

    小学生の頃、小説にハマっていた私が新しい本をと本屋さんに向かった先にタイトルに惹かれて手にした本。 本は中をちらっとみて面白そうだと思えば買うのですが、小学生の私が一瞬一行読んだだけで何か胸の高なるものを感じて即レジに持って行きました。 家に帰って読んでみると案の定、1文1文が本当に不思議で素敵で時間を忘れるほど読み入りました。 面白すぎて全部読みきってしまうのが勿体無くて次の日にとっておいたりなんてしましたが2日で読んでしまいました(笑) 読んでいると何か不思議な世界に引き込まれるのと、これを読んだ自分の生活の傍にメルヘンを置いておけるというか、メルヘンチックな世界や気持ちを生活の中に見つけ出さぜずにはいられなくなるような作品です。 感性の近い友達にも勧めましたが、面白しろいといってもらえました。 夢を見させるだけではなく何かビロードに包まれているような雰囲気でしょうか。 長野まゆみさんの独自の世界が一瞬にして好きになりました。 何も考えず疲れた時に、頑張る女性や読書の好きな子供達に是非とも読んでほしい。

  • 破れ・・・

    中古品とはいえ、破れがあったため、★3つです。 久々に、読みました。少年たちの友情が、あたたかい童話。 やさしい童話がスキな方、おススメ。

  • メルヘンっていいなぁ・・・

    長野まゆみさんの作品が気になっていたときに、なんとなく 手にとってみた本です。最近流行の「不思議の国のアリス」風 (もしくはパロディもの)の話かと思っていたので、読む前は 少し不安でした。 早速読んでみると、そこは不思議の国のアリスとは別世界の 不思議の国。不思議な名前のキャラクターに、メルヘンチック だけど、パステルカラーではない世界観。読み終わる頃には すっかりその世界に引き込まれていました。 長い話ではないのですが、地を踏みしめるようにしっかりと 物語が進んでおり、とても印象の良い本でした。

  • 宝物のような物語

    まるで宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のような美しくそして幻想的な物語である。 他の作家と比べるのは失礼かもしれない。 しかし彼を彷彿させる透明感のある幻想的な小説。 生まれなかった鳥たちの世界に迷い込んでしまったアリスと彼を救おうとする友人蜜蜂、美しすぎる物語にはなかなか感動できなくなっていたが、その物語は心から「綺麗」そして大切にしたい、そう思った。

  • 詐欺に等しいKindle版

    Kindle版を購入したが、まるで素人がスキャンしたような粗末な仕様だった。 文字が小さいので拡大すると、ページも一緒に大きくなり、ディスプレイからはみ出してしまう。 これでは読書が苦痛である。 また、ディスプレイの下にあるはずの残りの部分のパーセンテージ等の表示もない。 河出文庫における他の作家の本は問題ないのに、なぜこの本に限って変なのか不思議である。 ちなみに、著者はこのことを知っているのだろうか。 いづれにせよ、問題だと思う。

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