作品情報
嘆きよ、僕をつらぬけという題名を軸に、小沢美智恵の作風と受賞時代の空気を伝える作品です。
『嘆きよ、僕をつらぬけ』は、小沢美智恵による文学作品です。1995年の受賞作として知られ、作品の題名が示す世界や人物の動きを中心に読まれます。
書籍情報
- 出版社
- 河出書房新社
- 発売日
- 1996-01-01
- ページ数
- 154ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784309010380
- ISBN-10
- 4309010385
- 価格
- 689 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
Amazon.co.jp: 嘆きよ、僕をつらぬけ : 小沢 美智恵: 本
レビュー
-
原民喜 その文学的生涯
原民喜に関する単行本をチェックするに抜かりは無かったつもり(尤も個々に於いて熱心な読者とは言い切れないが)だが、小沢美智恵氏の力作評伝を今迄知らなかった迂闊に弁解の余地は無い。 それはさて置き、原を語る著者の『原の「死」に至る意識の流れを追う作業に夾雑物が入りすぎ』るを避ける為、『あくまで原の作品世界を中心にして』(『』内引用文)とする姿勢は、全くもって同感で、且つそのステップとして「美しき死の岸に」を据えている事は、私的にはこの作品群を原民喜を文学者(佐々木基一氏の言を借りれば芸術家)原民喜とする第一のものと(ある意味「夏の花」三部作以上に)考える者にとっては、『この作品群のかなたに原民喜の全存在を読み、全生涯を見よう』という本著作は、作家原民喜を知る上での正にスタンダードといっていい価値が感じられる。
関連する文学賞
- 蓮如賞 第2回(1995年) ・受賞