書籍情報
- 出版社
- 河出書房新社
- 発売日
- 1996-12-01
- ページ数
- 130ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784309011103
- ISBN-10
- 4309011101
- 価格
- 2200 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
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レビュー
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命は儚いが軽くない。ぞんざいに扱うもんじゃない。だから重い。
【音節化された少女の意識】がうたい文句のようだが、私にはそれは感じられなかった。 寧ろ恐らく男性だと思われる作者が少女の主観で作品を作ったという事の方が凄いとは思った。 作中で少女は恋愛や生活や妊娠で迷い二者択一の選択をしたのだと思う。生きるか死ぬか。 それはあたかも典型的なまでのA型の人が何かをしてて完璧を求め、それが叶わぬならもうどうでも良いと投げ出す様に似ている様な程軽い。そういった若者の命の不安定さを表現しようとしているのだろうが、命とは儚いが軽いものじゃないだろー。と私は思った。 それに【文藝賞選考史上に残る4時間の大激論のすえ決定したスキャンダラスな作品】と言われているが、私にはそうは思えない。 なおこの作品は 【第33回(1996年)文藝賞(優秀作)】受賞作
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日常に潜む虚無
ただ淡々と主人公(事務職員の少女)の感情にまかせてつづられていく物語。 現代の街にある孤独と、無目的な日常がありのままに浮かび上がってくる。 死も生もたいした違いなどなく、その結果生まれる不均衡。 不均衡はすべてを飲み込んでゆく。 少女の日常は少女をゆっくりと壊してゆく。 事実と事実を線で結び、その先に見えてくる絶望。 少女の生とは、何だったのか?
関連する文学賞
- 文藝賞 第33回(1996年) ・優秀作