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黄沙が舞う日: 満州残留婦人、異国の五十年

蓮如賞

黄沙が舞う日: 満州残留婦人、異国の五十年

寺田ふさ子

『黄沙が舞う日』は、寺田ふさ子によるノンフィクション。満州に残された女性の半生をたどり、異国で生き続けた時間の重みを伝える。

歴史記録個人の生

作品情報

黄沙が舞う日は、題名が呼び込む世界を手がかりに、人や時代の輪郭を静かに浮かび上がらせる。

『黄沙が舞う日』は、寺田ふさ子によるノンフィクション。満州に残された女性の半生をたどり、異国で生き続けた時間の重みを伝える。 受賞作としての読みどころは、題材の珍しさだけでなく、人物や出来事を通じて時代の空気を伝える点にある。読者は、物語や論述の進行に沿って、背景にある社会や価値観の変化までたどることができる。

書籍情報

出版社
河出書房新社
発売日
2002-03-01
ページ数
201ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784309014579
ISBN-10
4309014577
価格
47 JPY
カテゴリ
本/歴史・地理/日本史/一般/日本史一般

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レビュー

  • 迅速性

    良好な状態で入手できました。

  • 苦しく切なく涙にくれる

    何気に本屋で手にとってページをめくったら、結局読み終わるまでそこを動けなくなってしまった。敗戦による逃避行、ソ連の襲撃で一人生き伸びた女性は現地の中国人に助けられる。地方の更に田舎では引き揚げの情報も無く、ただ敗戦を知らされ絶望に打ちひしがれその日を生きることに精一杯の彼女に「何故日本に帰らなかったの?」と誰が言えるだろう。日本への憎悪剥き出しの中、彼女を助け夫になる男性とその妹が終始彼女をかばい暖かく接してくれたことが唯一の救いです。 日本人が故受ける試練、過酷な生活の様はあまりに辛く涙が溢れ何度も読む手を止めなければなりませんでした。 望郷の念をこらえ、古里の家族を思い耐えていた時、日本では復興が進み東京オリンピックが開催、その頃大陸に残された日本人の事を思う人がどれほどいたでしょう? やっとの思いで諦めかけた故国へ一時帰国し、家族に会えたのもつかの間、今度はその家族から厄介者扱いされる事になり中国に残した家族からも「俺達を捨てるのか?」と責められる状況に陥る・・・。最後に彼女が選んだ道が正しいのか私には分らないし、この件に対する政府の政策にここで意見する気はない。ただ、渡満で大きくくるった人生の辛さに涙するばかりです。

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