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ボディ・レンタル (河出文庫 さ 11-1 BUNGEI Collection)

文藝賞

ボディ・レンタル (河出文庫 さ 11-1 BUNGEI Collection)

佐藤亜有子

書籍情報

出版社
河出書房新社
発売日
1999-05-01
ページ数
189ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784309405766
ISBN-10
4309405762
価格
57 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

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レビュー

  • 今でも充分読める面白い本です。

    作者の佐藤 亜有子が亡くなられて大変残念です。今読んでの面白く読めます。生意気な小娘が精一杯頑張って生きる姿は感動的です。

  • 切ない読後感

    性を描写しないで性を前面に出した小説である。モノである身体を幾度も モノとして説明する。最高学府の主人公、なぜか作者とダブるところが あり、一気に読むことができた。43歳という若さで先日亡くなったこと は残念です。謹んでご冥福をお祈り申しあげます。

  • 切ない

    2013年7月23日の読売新聞「記者ノート」にて 「愛を書いた 愛を求めた」を読み初めて佐藤亜有子 という作家を知りました。 今年1月5日に急性薬物中毒のため43歳での死去。 遺書「ママン愛人」が河出書房新社から出版された との記事により検索。 1996年に「ボディレンタル」が文芸賞優秀作と なっていたこと。ベストセラー小説だったことを これも初めて知りました。 1996年という年は個人的にアタマの真っ白な 一年でその後数年間ぼんやりしてました。 「魂の取引はしたくはないが、体の取引だけなら 何ということもない。」 そうだろうか。ほんとうにそうなんだろうか。 自分自身になれない。あがきのようなものを 読み進むうち感じました。 一歩間違えれば低俗になりかねない題材を穢れなく 書かれておられる。きれいな世界だとおもいます。 それは自分自身のプライド。自分自身への プライドそのものだとおもいます。 このトシになって読むと。背伸びしている子供っぽさの ような。そういうのも垣間見えて。こういう世界で 生きるのは。つらいだろうなぁとも。 それにしても最後の解説はつまんない。 むしろないほうがいいのに。 「ママン愛人」読もうか迷います。

  • う~~ん・・・

    正直よく解らないです。作者の意図するところも(?)だし、登場人物に感情移入できる部分も無かったので。。。 ただ、自分の感覚が普通でよかったと思える。そんな作品です。

  • もっと広く知られてもいい作品。

    切ない、美しい、繊細で巧み。 この本を読んでから、佐藤亜有子さんの本を読み続けています。 思わず唸るような表現が散りばめられていて、世界観には共感できるものがあり、とても好きです。 どうして知名度が低いのだろうと、不思議に思います。 彼女の持つ世界観は、ハマる人はどっぷりハマり、そうでない人はカスリもしないのかもしれません。 森田童子のような。。 文章の奥に性的なトラウマが潜んでいて、とても脆い感じがします。

  • レンタル屋さん繁盛記

    『ボディ・レンタル』です。 なるほど、私の体は誰の物でもない。だからレンタル。という発想は良かったと思います。 ただ、スキャンダラスなポルノグラフィー、という紹介文がある割には、あとがきにあるようにセックス描写はほとんどありません。あっさりしたものです。そこを期待したら裏切られます。 前半部分は、東大コンプレックスにちょっと苦笑を禁じ得ません。その後は普通に読めます。色々な人とレンタル契約を結び、その過程で、旅情もの、っていうくらいにあちこちに旅します。京都、タイ、白川郷。でもエンターテインメント作品のような旅情雰囲気はありません。 最後の野獣くんの末路が、主人公とは違ってセックス(というかボディレンタルかな)ではない部分で道を求め、その結果道に迷ってしまう……というのはなかなか唸らせられました。 この作品を読んで思ったのは、嫌なことなどがあって自分がイヤになった時のことです。 「こんなイヤな自分は本当の自分ではない。今の自分は、あくまでも仮のものとして演じているだけだ」などと、しょうもない思考迷路にさまよいこんだこと、誰しも一度くらいはあるのではないでしょうか。 自分が自信を持って「自分の肉体を所有している」と言い切れるのは、当たり前のようでいて実はかなり困難で難関な壁なのではないかとも思ったりしました。 ボディだけでしょうかね。自分の精神は、自分でちゃんと所有しているものだろうか。 迷走(としか言いようが無い)している主人公の姿を見ての率直な感想でした。

  • いろいろ書かれてますが

    私は好きです。 私は主人公のこういう仕事に何の感情も痛みももたないわ という『ふり』を感じました。 そういうふりが稚拙だといわれる所以なのかな? なんとなくフィクションじゃないんじゃないかな?と思い 実はこの作者の実体験ではと思い読んでいたので 書かずにいられないくらいの罪悪感や苦しみ傷を抱えているんだ と感じました。 読み手によりとらえ方の違いがあると思いますが・・・ すれたふり、間違った大人のふり が逆にせつない本でした。

  • 身体性って。。。

    奇妙な価値観を持った小説です。 心と身体と思考がバラバラに存在するならば・・・ つまり、ネットとリアルで分裂気味の現代人かもしれません。

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