書籍情報
- 出版社
- 河出書房新社
- 発売日
- 2022-09-06
- ページ数
- 286ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.6 x 1.2 x 14.9 cm
- ISBN-13
- 9784309419152
- ISBN-10
- 4309419151
- 価格
- 1089 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
雪国を背景に啄木の人生と「私」の青春を、流麗な文体で描いた、,急逝した作家・名新聞記者による文学史に燦然と輝く伝説的名作。
1953年生まれ。76年東大在学中に書いた『北帰行』で文藝賞受賞。著書に小説『カノン』『人の昏れ方』(中原清一郎名義)、『3・11 複合被災』など多数。ジャーナリストとしても活躍するも2021年急逝。
レビュー
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きれいでした
きれいな状態でした。
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包装
とてもきれいな状態でした。
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あの日々を
懐かしむだけで無く、あの日々を振り返るために。
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感動
絶版と聞いていたので、入手できて再び感動できます。
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文が何回
熟語が難しくて、読むのに苦労している。
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素晴らしかったです
久しぶりに骨太で素晴らしい文章の小説を読みました。亡くなった父が話していたことを思い出して購入しました。石川啄木をめぐって旅をする主人公の思いと啄木に対する思いが伝わってきて、啄木の歌も読んでみたい気持ちにさせてくれました。何度も読んでみたい小説です。
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近くに置いて過ごしたい
作者の外岡秀俊さんとは学生時代に出会っている 新聞社でバイトをしていたとき大変お世話になった とても穏やかで私のような者まで優しく接してくれた 鬼籍入りしたのは残念である この小説 とても学生時代の作とは思えないほど筆致が細やかで鋭い 啄木愛に溢れる幅広い知識と取材力 学生が無理やり背伸びをして書いたのでなく余裕を感じさせる 記者時代にはいくつかの署名記事を残し、読んだことがあるが他の記者とは違う匂いを感じさせていた これはお人柄と教養が醸し出す生きざまの見本のようだった 急逝したのは残念だが他にも作品はあるので読んでみたい
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啄木の生き様を主人公に絡めて、青春の懊悩を描いた叙情豊かな作品
この本に出会ったのは、今から三十七年前の、私がまだ30歳で、青函トンネルの現場で土木技術者として活躍していた頃のことである。再読の動機は、読書人新聞の2014年4月11日付けに、“「北帰行」の外岡秀俊、沈黙を破る一作”、と特集されていたからである。それは、著者が最近上梓した、「カノン」の刊行を機に組まれた特集で、当然のことながら「北帰行」についても言及されていた。当時の勤務先の土地柄から、「北帰行」という書名に引かれて読んだことがある、と思い出し、探したら既にページは変色していたが、もう一度読んでください、と言うかのように本棚の中にましましていた。 話は、東京で働くことに倦み疲れた主人公が生まれ故郷の北海道へ帰る道すがらの出来事に、石川啄木の作品や生き様を絡ませて、懊悩する若者の生き様を描いたものである。それ故か、叙情的であり、豊富な言葉に満ちあふれた文章になっていて、当時の作者は二十三歳であったのだが、改めて読んでみて、若者の感覚を超えるものがあると思った。 例えば、「襟から冷たい風が吹き入るのを避けようとして後ろ向きになったとき、私は列車の進行方向にぽっかりと口を開けている暗闇の底から、何か私が長いあいだ待ち望んでいたものがゆっくりと浮上してくるような錯覚に陥っていた」は、主人公が啄木の生家を訪れて渋民駅で盛岡行きの汽車を待っているときの記述である。こういう表現は著者の経験や実感から来るのか、或は創造力なのか、多分、前者だとは思うが、その表現の豊かさに圧倒されるのだった。 その一方で、筋書きが言葉の豊穣さの中にのめり込んでしまって、冗長と思うような箇所が随所にあった。啄木の生き様や作品に関しての記述が半分以上を占めているので、私にすればむしろ啄木を主人公とした小説を書いてもらいたかった、と思ったくらいである。 人生経験も浅く理科系で体育会系の当時の自分にとっては、手を余す内容だったなぁ、と最初の数ページを読んで、初めて読んだときの印象をほのかに思い出していた。三十七年経って再読した今も、文章の巧みさや表現力には当時の印象よりも深く感じるものはあったのだと思うが、残念ながら読み物としては自分向きではない、と改めて思ったものだった。 しかし、この私の感想で読むのを止めない方がよいと思う、読書の感想は人それぞれではあるものの、よい作品だと言うことは分かるからである。
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