日本の文学賞

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アリスの夜

日本ミステリー文学大賞新人賞

アリスの夜

三上洸

デビュー作。夜を舞台にした濃密な心理描写と巧妙な謎が特徴の長編ミステリ。

心理

作品情報

デビュー作。夜を舞台にした濃密な心理描写と巧妙な謎が特徴の長編ミステリ。

書籍情報

出版社
光文社
発売日
2003-03-19
ページ数
382ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784334923891
ISBN-10
4334923895
価格
621 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

第六回日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作 選考委員・大沢在昌氏絶賛!「力ある新人の出現」 暴力と欲望の地獄からアリスを連れて逃げ出せるか?!スピーディーで息詰まるサスペンスの連続、そしてラストの感動。ノワールを越える新たな衝撃!「アリスは阿片、極上の阿片だ!」 大沢在昌氏「選評」より 暴力世界のファンタジーとして読んだ。幼女売春という、かなりえげつない題材を扱っていながら、その性描写、暴力描写には抑制がきいている。この作品は、近年「ノワール系」と呼ばれるジャンルにありがちな、入った

レビュー

  • すらっと読める

    何故にドライバーで再雇用してもらえたんだろう・・・。 気楽にカード使うのが理解できない… 「奴が止めるまで使える」って。甘すぎやしないだろうか。 ドロレス・ヘイズよりも…ってのはどうなんだろう。 いや、でも気持ちよく読めました。

  • 一言…がいっぱいに

    発売当時、新聞にデカデカと広告が出ていて興味をひかれ、JR待ち40分で立ち読み敢行。イメージを浮かべやすいという評がいくつかありましたが、たぶんそのためでしょう、難なくぱらぱらといけました。一気に読めるというテンポのよさも確かにあり、この厚さにしては楽に読めるのではないでしょうか。内容そのものは、大沢在昌氏が言うほどの哀愁や感動はなし。はっきりいって、どなたかの評のとおり、読後感は不快で重い。そもそも手にとった理由が興味本意で自業自得。「私の知りたくもない世界」の展開でした。露骨な表現こそなくても、人物の描かれ方やひとつひとつの会話、状況などから、その背後にあるものがどんなものか読みとれます。作者の腕というべきでしょうが、明示的に表現されてないぶん、逆に想像させられます。もっとも、描かれていた場面はけっこう遠慮なかった。ダイコンおろしで膝をする気にはならないし、人間やめたら的な望みは確かに誰も口にはできますまい。これも世界の現実かも知れませんが、現実だったらそれで容認してええのか。現在、スマトラ沖地震の被災児がこの手の二次災害にさらされていることに思い及べば、今一歩の深いつっこみを欠いたまま、単に題材として扱うには幼児売春は重すぎる内容でした、というのが私の読後感想です…。

  • アリスが可愛かった

    真彦とアリスの逃亡生活がスリリングで楽しめた。携帯のGPS機能によって居場所を発見されたり、テティベアに仕掛けられた発信機を元に隠れ家を襲われたりとハラハラする展開が多くておもしろかった。また、アリスの可愛らしさがよく描かれていて、純粋で屈託のないアリスの言動も心に響いた。

  • 圧倒的なスピード感と感動!

    強烈なスピード感と息詰まるサスペンスの連続で、 最初から最後まで一気に読めました。 読んでいて自然にイメージが頭に浮かぶので、 とても読みやすかったです。 小説を読んでるというより、映画を見てるような感覚でした。 脇役も含めて登場人物のキャラが立っている点もいいです。 残虐シーンは、私の場合は、それほど気にならなかったです。 (もっとひどいのが、他にたくさんあるので) せつないラストでは、涙があふれてきて止まりませんでした。 表紙の恋月姫さんの人形が、アリスのイメージにぴったりです。

  • 作者のロリコン魂が炸裂していますね

    10歳の少女にそこまで入れあげるオトナがそんなにいるとは思えないですが、 まあ、そういった人種も確かに存在はするのでしょう。 つまり、10歳少女を性的対象として見ることができるか、否かでこの小説への 評価が割れる部分でもあります。 物語は場面転換を多用し、読む者を飽きさせません。その分、?な場面も多い。 ヤクザが自分に逆らった男を使用人として雇うだろうか?はたまた逃げ出そうとした 男を運転手として再雇用し、尾行をつけてまで監視する?(殺して別の奴に運転手 させたほうが手っ取り早い)などなど。 最後で主人公が死んだと思ったのに、生きていたり・・・・・ ですが、この作者は小説を書ける人であるのは、間違いないでしょう。

  • マー君を救えたただ1つのもの!

    やっとの想いで出した店も借金でつぶれてしまい・・彼女まで でもその悪夢は単なる序章でしか無かった・・・ やがてアリスという一人の少女に心奪われたマー君の戦いが始まる 心にただ1つの正義を持って・・頑張れ・・・立ち上がれ 今戦わなければ君は全てを失うのだ!追い込まれた男が戦う事で・・ 得たもの・・・失ったものは・・・やはり男はこうでなくちゃと思える ラストが又感動的・・・後ろ髪引かれる思い・・・読んで美保

  • 可も無く、不可ではない。有りだと思います。

    帯に書いてある文章を読むと、 性描写や暴力表現の多いバイオレンスまっしぐらな作品かと思いきや、 そんな表現は多くはなく、意外とさらりとしている。 新人賞を受賞しただけに、書き足りない部分や、逆にいらないと思われる部分など、細かなところにケチをつければ多々あるが、 全体を通しての物語の構成や、人物描写など、変に虚構ではない、リアルさを感じる作品になっていると思います。 読んでいて、場面場面のイメージがし易い作品だと思いました。

  • 息もつかせない展開、一気に読破

    ジャズバー『foolish』を始めたがうまくいかなくなり借金の形に日雇い飯場で働き、今は怪しい芸能プロダクションの運転手の真彦、彼は社長蜂谷の運転手をしたり幼児売春のための娼婦を客の元へ送迎したりする。その中にアリスがいた、真彦はアリスを運んでいるうち彼女の虜になる。ある日、仕事中に死んだ少女の始末に立ち会ったことから真彦はこの仕事から抜け出し、アリスと共に逃亡する… 少女売春が絡んだハードボイルドタッチの追跡劇、息もつかせない展開、一気に読破

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