日本の文学賞

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少女売買 インドに売られたネパールの少女たち

新潮ドキュメント賞

少女売買 インドに売られたネパールの少女たち

長谷川まり子

「少女売買:インドに売られたネパールの少女たち」は、対象に粘り強く近づき、個人の経験と社会の構造を結びつけて描くノンフィクション。具体的な現場から時代の歪みを浮かび上がらせる。

ノンフィクション社会記録

作品情報

「少女売買:インドに売られたネパールの少女たち」は、対象に粘り強く近づき、個人の経験と社会の構造を結びつけて描くノンフィクション。

「少女売買:インドに売られたネパールの少女たち」は、対象に粘り強く近づき、個人の経験と社会の構造を結びつけて描くノンフィクション。具体的な現場から時代の歪みを浮かび上がらせる。

書籍情報

出版社
光文社
発売日
2007-11-22
ページ数
329ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784334975296
ISBN-10
4334975291
価格
1760 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

年間7千人ものネパール人少女が人身売買され、 その半数以上がHIVに感染し、死と向かい合っている...... 被害者たちと共に歩んだ日本人ボランテイア10年間の全記録。 ー過酷な運命を背負わされた4人の少女ー ★チャンヌー...自らを「汚れた人間」と卑下し、心を閉ざし続けてきたが、著者と出会って10年目に本心を告白した。26歳で自立して恋人も得たが、その後思わぬ"転落"が... ★ジーナ...7歳で娼婦に。売春宿から救出された後、その美しい容姿によって恵まれた人生を約束された。 ★アプサラ...父親のわからない娘を出産。当初はその腕に抱くことさえ拒絶したが、幼い命が消えかかったとき、初めて内なる母の愛に気付いた。 ★カビータ...常に下を向いて生きてきた。最後は「ごめんなさい」と詫びながらエイズで逝った。

1965年、岐阜県生まれ。紆余曲折を経て29歳でフリーランス ライターに。初期のテーマは「旅を楽しむ」。バックパックを背 負い、世界各地を旅する。その過程でインド、ネパールの越境人 身売買問題を知り、NGOラリグラス・ジャパン代表として、12 年にわたり経済支援を中心とする被害者のサポートを続ける。 が、日本人にとって、地理的にも心理的にも遠いネパール。よ り多くの支援を募るためには、告知活動に尽力せねばならぬと思 い立ち、波及効果の高いテレビ業界に首を突っ込む。現在、取材 ディレクターとしても活動中。 著書に『インドへ行こう』(双葉文庫)、『それ行けアジア』(ス ターツ出版)、『やってみよ!国際ボランティア』『女ひとりアジア 辺境240日の旅』(共に双葉社)など。共著に『女ひとり旅読本』 シリーズ(双葉社)、『アジア路地裏紀行』(徳間文庫)などがある。

レビュー

  • おぞましい現実

    あのネパールで、実際にこんなことが起きていたなんて、全く知らなかった。 ぞっとするような話ですが、これは紛れもない事実です。 ボランティアで活動を続ける著者には脱帽です。 欲を言えば、もう少し一人の人物に深く焦点を当てて書いて欲しかった。 全体像はよく把握できましたが、一人一人の心の闇が見たかった。

  • 活動は尊敬しますが…

    実際、著者の活動は生半可な覚悟ではできないことだと思う。時間だけではなく、金銭的に、そして私生活の大部分を犠牲にしてこういった活動を続けていることに、素直に尊敬の気持ちを抱いた。 しかし、私としてはジャーナリズムに徹した本を読みたかったのだ。 もっと深い部分に踏み込んだ本が書けなかったのか。「ライター」としてではなく「ジャーナリスト」として暗部へ喰いこんだ本を、こういった活動に関わり、重い題材をテーマにしているからこそ世の中に送り出す義務があるのではないかと強く感じずにはいられなかった。 繰り返される「信念があって始めた活動ではない」「いい格好をしたい人間なのだ」という言葉は蛇足でしかない。決して安い本ではないのに、そういった言い訳じみたプロフィールでページを費やすことに違和感を感じなかったのだろうか。 ジャーナリストが清廉潔白な人間だとは誰も思っていないし、期待もしていないはず。作品が全てであり、結果として読者にどう思われるかは二次的な問題であるはずだ。「流されるまま活動を続けて…」という著者の言葉に嘘はないのだろうが、度を過ぎた謙遜は高慢の裏返しと受け取られる可能性があることを自覚すべきだろう。 内容については、特に目新しいことはないが丁寧に一人ひとりを追っているところが印象深い。同性であるがゆえに遠慮してしまっている観はあるが、半年に一度の訪問でここまで信頼関係を作れたことに感心した。

  • 読み、そして伝えてください。

    読むのがつらい本でした。 インド・ネパールにおける人身売買。 遠い世界の話と思うでしょうか。 そうかもしれません。 でも、これは現実の話なのです。 今、この瞬間にもおさない少女たちが拉致され、過酷な性的労働に従事させられています。 エイズに感染し、そのまま短い生涯を終える女性も少なくありません。 運よく救出されても、彼女たちは社会の冷たいまなざしに苦しみ続けます。・・・ 本書は、そんな現場に体当たりで挑んだ稀有なルポタージュであり、著者と女性たちの交流の記録です。 内容は重くとも、ひきつけられる文体です。間違いなく読む価値はあります。 そして、読んだら、この現実を一人でも多くの人に伝えてください。 一人ひとりの力は小さくても、みんなの力が集まれば、それはこの現実を打破する一大潮流になりえます。

  • 現実は無くならない

    今も現実に起きています。 もちろんインドやネパールだけでは ありません。 少女の値段の安さにもびっくりします。 一番の原因は貧困ですが教育も重要です。

  • 現実の凄み

    どんな状況かがよくわかる。 しかし、もう少しstoryを細かく書いてくれるといいですね。

  • 稚拙な文章、稚拙な活動

    まず強調したいのは、この作者の文章力のなさである。とにかくつまらない。読みにくい。 繰り返しばかりで退屈な内容、使いまわしの文章、稚拙で臨場感のない表現のオンパレード。 そもそも金を集めるボランティア団体が、活動資金を集めるためにCMとして出した本であり、代表を務めるこの人物(自称ジャーナリスト)が 活動を正当化するために会計報告代わりに書いた本なのだろう。(ジャーナリストとしても0点) 読む限りではこの団体の活動自体が??である。 その割りに金集めだけはばっちりのようで莫大な寄付金や助成金をせしめていて怪しさ満点。 こういう団体に流れる無駄な金を思うと心苦しくなる。最後まで読む気にもならないつまらない文章に加え、この団体自体を疑う気持ちが邪魔をして読みにくくてしょうがない。 スポンサーの名前をだしてありがとう、みたいな文章もかなりのページを占める。 どこどこの大会社のOBの〜さんがうちの団体に居て安心ですよ、しっかりしてるんですよ、みたいな虎の威を借る自己肯定もものすごい。 いったいこの作者は何なんだろう。 本当に内容ゼロの本でした。

  • 国際協力関係者は知っておくべきことかと

    第7回新潮ドキュメント賞受賞作品。 この本はすごい。 内容的に、「闇の子供たち」をも超え、もっとも現場に近いところから、どうしょようもない深刻な状況であることを、淡々と語っている。 どうしたら、この救いようのない絶望地獄が改善できるのか、とても考えさせられる内容となっています。 ぜひ読んで欲しい本です。

  • なんか違う気がする

    10年を本にしたにしては内容がく、 著者の感性の低さが現れている気がします。 インドの方でこういったことが行われているのはかなり有名な話だし、それによってHIVの感染が広まっていることも有名だ。 海外出張の多い会社に勤めている男の人にその手の話を聞けばこの本よりも沢山情報を教えてくれる。 日本で普通の生活をしている私の様な人と、現実にお金がなくて貧困で、生活出来ない地域の人とは確実に感覚が違うだずだ。 この感覚の違いを全く表現出来ていない。 私たちからすれば、かわいそうな子で、助けなければならない子だ。 けれど、この子達自身はどう思っているのだろう。 働いている最中、HIVという言葉さえ知らない、売春がいけないということも、セックスがなんなのかも知らないはずだ。 女性の著者だからこそ表現出来そうな部分だけあって残念だ。

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