聞かせて、おじいちゃん
『聞かせて、おじいちゃん』は、原爆の語り部・森政忠雄さんの証言を孫の視点でたどるノンフィクション絵本。
作品情報
Kikasete, Ojiichan is a nonfiction picture book that traces the testimony of atomic-bomb storyteller Masatadao Mori from the perspective of his grandchild.
国土社刊。原爆の語り部の証言を子どもに伝える作品として受賞した。
書籍情報
- 出版社
- 国土社
- 発売日
- 2021-06-01
- ページ数
- 159ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.5 x 1.6 x 19.5 cm
- ISBN-13
- 9784337310124
- ISBN-10
- 4337310126
- 価格
- 1650 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
話したくない。6年生で被爆してから59年間、心の奥底に閉じこめてきた原爆の記憶。おじいちゃんは、その暗く重い記憶をいかに開き、語り部となっていったのか。そのきっかけをつくった孫は、祖父の語りをどのように聞いたのか。人類史上初となる広島の惨禍から75年が過ぎ、次第に失われつつある原爆の記憶を、祖父と孫それぞれの成長に重ねながら記録するノンフィクション。
1957年、東京都生まれ。学習院大学文学部卒業。第13回ニッサン童話と絵本のグランプリ童話部門大賞受賞作『ば、い、お、り、ん』(BL出版)でデビュー。『四重奏(カルテット)デイズ』で第4回児童ペン賞少年小説賞を受賞。作品に、『アサギマダラの手紙』(国土社)、『手と手をぎゅっとにぎったら』(佼成出版社)、『カホのいれかわり大パニック』(岩崎書店)、『こけももむらのゆうびんやさん』(岩崎書店)など多数。一般社団法人日本児童文芸家協会理事。川崎市在住。 1956年、大阪府生まれ。明治大学文学部教授、平和教育登戸研究所資料館館長、歴史教育者協議会会長。博士(史学)。日本現代史・軍事史を専攻。おもな著書に、『大元帥・昭和天皇』(新日本出版社)、『兵士たちの戦場』(岩波書店)、『日本の戦争』(新日本出版社)、『軍備拡張の近代史』(吉川弘文館)、『世界史の中の日露戦争』(吉川弘文館)などがある。
レビュー
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体験をこの本が届けてくれる
すごく読みやすく出来ている。 児童書ですが、様々な世代の人間に手にとっていただきたい。
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原爆体験者の体験
原爆体験者が徐々に少なくなる中、人類の責務として語り継がなければいけないことを 身近なことを通して語られるこの本は貴重です。
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貴重な被爆体験を小学生の目線で書かれた優れた児童書
素晴らしい本と出合えました。とても読みやすく、しかも被爆の真実に迫っていく過程が丁寧に描かれ、最後まで一気に読みました。大人が読んでも十分に感動する児童書ですね。それまで沈黙していた被爆者が、孫の問いかけで心をひらき、証言活動に取り組んでいく姿は、一編のドラマになっていて、作者の筆の確かさを感じます。戦争体験を直接語れる人がどんどん減っている現在、極めて価値の高い本だと思います。