虫類図譜 全 (ちくま文庫 つ 4-2)
『虫類図譜』は、辻まことが雑誌連載などで描いた虫の姿と短い文章をまとめた風刺的な画文集である。虫を観察する目つきの中に、人間社会への批評、ユーモア、グロテスクな感触が重なり、画家・詩人としての多面的な表現が凝縮されている。
作品情報
虫の姿を借りて、人間社会の滑稽さと痛みを描く風刺画文集。
1964年の芳賀書店版をもとに、1996年にちくま文庫で増補完全版として刊行された。油彩、水彩、カリカチュア、広告画文など幅広い表現を残した辻まことの仕事の中でも代表作とされ、虫の形態と人間のふるまいを重ねる独自の批評性がある。
書籍情報
- 出版社
- 筑摩書房
- 発売日
- 1996-12-01
- ページ数
- 190ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784480029423
- ISBN-10
- 4480029427
- 価格
- 833 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/エッセー・随筆
Amazon.co.jp: 虫類図譜 全 (ちくま文庫 つ 4-2) : 辻 まこと: 本
レビュー
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すぐに届きました
迅速な発送をして頂きまして本当にありがとうございました。梅雨の為、届いた封筒が湿っていたので心配しましたが、商品をビニール袋で入れて下さっていました。お心遣いに本当に感謝申し上げます。
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辻まことワールドの入り口。
世論、愛国心、幸福、孤独などの言葉を一匹の虫に例え、その容姿と生態を個性的なイラストと辛辣な風刺にした、一風変わった画文集。読んでいるといちいち頷かされてしまう面白さがあります。
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文庫本ですが
子供の頃、筑摩の単行本で読んだことがあったのですが、また読みたくなったので買いました。文庫本ではあるものの、楽しめます。
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さまざまな言葉について、のこれも一つの定義集
世論、防衛、ドライ、民族・・・見開きの右ページに言葉の定義のような短い文、左ページに細い線描きの画。短い文と画で構成されたところはジュール・ルナールの「博物誌」を思わせますが、「博物誌」が野外でのしっとりした対象を観察したすれば、こちらは標本箱の中でしっかり乾燥した標本の観察でしょうか。余計な湿り気がない分、批判・批評が陰湿にならず明るく、さらりと効いてきます。細い線描きのカリカチュアは不思議な虫たちを的確に描写しています。 1964年に単行本として出されたものですが、現在でもまったく色あせていないのは嬉しいような、哀しいような気分にさせますね。 自戒として一つを引用します: 演戯:耳でしゃべれるのはこの虫だけだ。・・・・きいた風なことばかりいう虫だ。 現在手に入りにくい本ですが、もっと人目に触れて欲しくてあえて紹介させていただきます。