書籍情報
- 出版社
- 筑摩書房
- 発売日
- 2012-12-10
- ページ数
- 187ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.8 x 1.8 x 19.4 cm
- ISBN-13
- 9784480804464
- ISBN-10
- 4480804463
- 価格
- 298 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
Amazon.co.jp: うつぶし : 隼見 果奈: 本
レビュー
-
おぐしちゃぼ
架空の動物名「おぐしちゃぼ」という名前だけが頭に残りました。それ以外の部分はよく覚えていない。最初の生理の記述の部分はとてもインパクトがあるのだが、後の話と何もつながらない。最近の小説は特に主張はないのに書くものなのですかね。それとストーリーの幅が狭くてつまらない、舞台は鶏舎と家、登場人物は父と中年の男。
-
オグシチャボ忘れ難し。
太宰治賞受賞作だそうです。若い女性 の割に文章の密度が高くて、女性版の 田中慎哉といった感じです。プロでも ダラダラ長いだけの作品しか書けない ような作家もいますが、この新人さん はコンパクトに巧く小説世界を描いて います。 特殊な鶏の飼育をする内向的な女性と その父との世界に立ち入って来る新しい 男性見習いの奇妙さ。動物の本能と人間 の奥底に潜む血生臭い暴力性を上手に 描いており、感心しました。 ラストにやや思弁的になったのが残念 に思います。状況の詳細な描写によって 読者にそう感じさせるのがプロの力量 になっていくのでしょう。
関連する文学賞
- 太宰治賞 第28回(2012年) ・受賞