作品情報
NASAのエンジニアを夢見る小学六年生の少年を描く、ジュヴナイル色のある長編。
東京創元社の単行本。出版社公式で ISBN、ページ数、受賞情報を確認した。
レビュー要約
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夢へ向かう少年のひたむきさと、家庭や学校での孤独を丁寧に描く点が好意的に受け止められている。
書籍情報
- 出版社
- 東京創元社
- 発売日
- 2018-05-21
- ページ数
- 258ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.1 x 2.2 x 19.3 cm
- ISBN-13
- 9784488020019
- ISBN-10
- 4488020011
- 価格
- 220 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
将来、NASAのエンジニアになりたい小学六年生の佐倉ハルくんは、風船宇宙撮影を目指しています。ハルくんは意地っ張りなこともあって、同じクラスに友達はひとりしかいません。しかし、あることをきっかけに、クラスのだれとも話そうとしない、金髪の転校生の女の子に妙になつかれました。結局、撮影は三人で挑むことになりますが……。ハルくんの、夢と努力の物語。奮闘するこの少年を、きっと応援したくなるはずです――読み終えたあとは、もっと。
レビュー
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最後にタイトルになるほど
最初から最後まで、一気に読めました。 とても良い作品で、他人に薦めたくなるお話でした。 他の作品も読んでみたいと思えた一冊。
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作中に子供たちが入り込めるかどうか
児童文学としての一定の水準には到達している作品だと思います。ただ、作者の計算というか筋立ての妙を意識しすぎている部分が感じられ、やや登場人物に感情移入しにくい側面があることが課題のように感じました。良い作品ではあると思うのですが、子供たちが夢中になって作中に入り込んでいけるかどうかは疑問かもしれません。
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お気に入りの作者の新作
まだ途中ですが楽しみに読んでます。彼の作品は素晴らしいですね。新作舞ってます。
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期待とは違った『夢と努力』
※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 「地球は青かった。」に続く,もう一つの言葉に縛られた小学生の男の子の物語です. (実際にはニュアンスや翻訳が違っていたり、ガガリーンの言葉ではないようですが…) ただ,謳われている『夢と努力』は,転校生や家族とのわだかまりに割かれており, 葛藤や苛立ち,大人に諭される姿をはじめ,爽やかな読後感自体は悪くないのですが, 『ロケット製作奮闘記』的なものを期待していると,肩透かしを食らうかもしれません. また,ボーイ・ミーツ・ガールの要素も含み,少女との出会いやぎこちない関係は, 縮まったかと思えば,離れてしまう様子など,オーソドックスで瑞々しくはある一方, そのぎこちない雰囲気に隠された『仕掛け』には,前半から何とも言えぬ違和感があり, 『文庫版あとがき』でも触れられてはいましたが,好き嫌いが出るところになりそうです. とはいえ,相手を批判する感情の正体への気付きや,下手に『数十年後』などを描かず, 自身の瞳で見た世界と向き合い,将来を見据える,タイトルの回収は良かったと思います.
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爽やかな読後感
序盤で主人公のドライな、しかし決してひねくれていない独白に引き込まれ。 中盤で登場人物のキャラクターとミステリーにグイグイと引っ張られ。 終盤は一気に展開して。 最後は爽やかな読後感と活力が湧いてきます。 2018年の最後を本書で締めくくる事ができた事が、私の小さな幸せでした。
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早熟なハルくんの夢との向き合い方に涙する
ハルくんが小学6年にしては大人びているなと感じながら読みすすめていました。後半でハルくんの過去が語られ、周囲との関係性がクリアに。現実を小学校低学年で突き付けられる絶望を、ハルくんなりに道を歩もうとする姿に涙をしました。 大人びている部分と、幼い部分も交差するシーンはこれから子育てをする私にとって心に留めておきたいな感じました。 Amazonでは評価が高くないそうですが、とても良い作品だと思いました。
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新聞のレビューで気になって手にとってみました。
透き通った風が通ったような読後で、ラストまで楽しませていただきました!!少年少女の爽やかな日々を風船ロケットを中心に描いています。
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小学生に好適
ある事由から孤独を貫いていた少年が、友達との交流で成長していく、というお約束ストーリーですが、主人公がこだわっている「風船ロケット」に関する記述が詳細でリアルで新鮮でした(とても丁寧に取材されています)。小学生が読むと「ミステリ」部分もそれなりに機能するようです。
関連する文学賞
- 坪田譲治文学賞 第34回(2018年) ・受賞