日本の文学賞

← 受賞作品一覧に戻る
銀河風帆走 (創元日本SF叢書)

創元SF短編賞

銀河風帆走 (創元日本SF叢書)

宮西建礼

人類の存続を賭けて別の銀河をめざす宇宙船たちの試練を描く短編集。第4回創元SF短編賞受賞の表題作を含む、瑞々しいハードSF作品集。

宇宙航海人間関係技術と倫理

作品情報

別の銀河へ向かう宇宙船たちの、長い航海の試練。

東京創元社の書誌ページで、第4回創元SF短編賞受賞作「銀河風帆走」を含む第一作品集として確認。宇宙船同士の一騎討ちや小惑星回避計画など、ハードSFの短編群を収録する。

書籍情報

出版社
東京創元社
発売日
2024-08-22
ページ数
272ページ
言語
日本語
サイズ
13.2 x 1.7 x 19.2 cm
ISBN-13
9784488021047
ISBN-10
4488021042
価格
1870 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/SF・ホラー・ファンタジー

ぼくらは星々を越えて飛ぶ。 人類の存続を賭けて。 別の銀河をめざす宇宙船たちを襲う 試練を描く表題作をはじめ ハードSFの俊英が放つ第一短編集 第四回創元SF短編賞受賞作収録 人類の存続を賭けて恒星間宇宙を飛ぶ、人格を持った宇宙船たちを襲う緊急事態(銀河風帆走)、地球に衝突するコースをとった小惑星の軌道をそらす計画に挑む高校生たち(もしもぼくらが生まれていたら)、史上初の恒星間宇宙船同士による“決闘”の行方(星海に没す)……第4回創元SF短編賞を受賞した表題作をはじめ、書き下ろし1編を含む計5編を収録した、日本SF新時代の旗手が放つ瑞々しい感性に満ちた第一短編集。 ■収録作品 「もしもぼくらが生まれていたら」 地球に衝突する小惑星の軌道を逸らす計画に挑む高校生たち 「されど星は流れる」 パンデミックの最中に系外流星を観測しようとする天文部の挑戦 「冬にあらがう」 破局的噴火がもたらす食料枯渇に化学部の二人+AIが立ち向かう 「星海に没す」(書き下ろし) 史上初の恒星間宇宙船同士による“一騎討ち”の行方

宮西 建礼 1989年大阪府豊中市生まれ。京都大学農学部資源生物科学科卒業。2013年、大学在学中に「銀河風帆走」で第4回創元SF短編賞を受賞。共著に『京大吉田寮』(草思社)がある。

レビュー

  • 表題作が気に入っているので初短編集はうれしい。

    5編だけれども3編は既読だった。 寡作らしいのでその辺は仕方がないが、「もしもぼくらが生まれていたら」、「されど星は流れる」、「冬にあらがう」はとても良かった。 物語的には災厄によって生活が制限されたり食料その他の資源の枯渇が目前にあるような世界で科学技術を持って抗う。 ちょっとくらい未来を想像するが、未来に小さな明かりが見えて大丈夫だ、うまくいくよと思えるところが良い。

  • ギャップが生み出す巨大感情!

    銀河の彼方と迫り来る食糧危機。マクロとミクロの目のくらむような落差と、それを軽々と乗り越える、知ることの喜び。無情な物理法則と過ちを繰り返す人間、でも決して諦めない少年少女。何ひとつ架空理論を導入することなく、ここまで心揺るがす物語が成立し得たことがたまらなく嬉しい。 すごく不遜なことを言います。こういう話が書きたい。

  • 壮大なスケールのハード宇宙SF。読み応え満点!

    ●どれも読み応えのあるハードSFの短篇集。もっとも印象深かったのは表題作「銀河風帆走」。スケ ールの大きさはスターウォーズやスタートレックの映像でも再現不能な壮大なもの。唯一可能なのは、 我々読者の頭脳の中での想像力だけだと思う。 数千億個の恒星を抱える天の川銀河を襲うカタストロフィ。人間の意識を有する宇宙艦が銀河ジェッ トの風を受けて、1本のタンポポの綿毛のように長大な旅路に挑む姿・・・。その両者のスケールのコ ントラストの妙が素晴らしい映像を想起させる。 と同時に、宇宙における人類のあり方を思索する「意識」は物語に奥深さを与え、強烈な余韻を覚え た。 初出は2013年との事。もっと早期に読んでいたかった。

  • 科学系ライトノベル

    本書は非常に読みやすく作られています。 全ての事象に対して都度解説や説明をいれてくれるので、読者側で深く考えたり、想像する必要がありません。 ライトな読み口の本を求められている方におすすめです。

関連する文学賞