日本の文学賞

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赤朽葉家の伝説

日本推理作家協会賞

赤朽葉家の伝説

桜庭一樹

『赤朽葉家の伝説』は桜庭一樹による文学作品。受賞・候補歴を通じて読者に知られ、人物の感情や時代の空気を物語の中で丁寧に描いている。

文学人間関係記憶社会

作品情報

桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』。作品の核にある感情と時代の手触りをたどる一作。

『赤朽葉家の伝説』は、桜庭一樹の受賞・候補作として知られる作品です。作品名と著者名を基準に単行本・文庫・収録書籍の公開情報を確認し、確実な識別子が得られない場合は null としました。物語や題材の魅力が伝わるよう、ジャンルと受賞歴から読み取れる特徴を中心に紹介しています。

レビュー要約

  • 読者からは、題材への踏み込み方と語りの密度を評価する声がある。一方で、抑制された展開や重い主題をじっくり読む作品として受け止められている。

書籍情報

出版社
東京創元社
発売日
2006-12-28
ページ数
320ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784488023935
ISBN-10
4488023932
価格
2251 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

「山の民」に置き去られた赤ん坊。この子は村の若夫婦に引き取られ、のちには製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれて輿入れし、赤朽葉家の「千里眼奥様」と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。――千里眼の祖母、漫画家の母、そしてニートのわたし。高度経済成長、バブル崩壊を経て平成の世に至る現代史を背景に、鳥取の旧家に生きる3代の女たち、そして彼女たちを取り巻く不思議な一族の血脈を比類ない筆致で鮮やかに描き上げた渾身の雄編。2006年を締め括る著者の新たなる代表作、桜庭一樹はここまで凄かった!

レビュー

  • おもしろい!だけじゃない

    賞を獲ったのも納得のおもしろさ。一気読み。 世の中の移り変わりが絡んで、ちょっとわびしいというか、せつないような気持ちにもなった。

  • お家を背負った女の生き様

    NHKの大河ドラマ1年分いけるんじゃないかと思うずっしりとした濃い内容です。 「千里眼万葉時代」 「不良毛毬時代」 「名探偵瞳子時代」 大きく分けてこの3人にスポットが当てられ移り行く時代と赤朽葉家にかかわる人間模様が繰り広げられます。

  • 文面が面白いです!

    初めて読む作家様でしたが、推理小説の賞を受賞した作品という事で、長い小説を読みたかった事もあり購入。字がとても小さい上、ページ数も多いので読むのは時間がかかりそうかなと思いましたが、3部に分かれていて、2部の章がとっても面白くて、一人で小説を読みながら笑う事などないのですが、思わず笑ってしまいました。強烈なキャラクターも登場しつつ、第1章から面白く読めました。推理小説なのかなあと思いながら、でもこのキャラクターに惹かれ、また同じ作家様で別の本も読んでみたくなりました。

  • こうした類いの作品に、「日本推理作家協会賞」などという冠を被せてしまうのは、どうかと思う

    最初にはっきりと言っておきたいのだが、この「赤朽葉家の伝説」は、いわゆる推理小説の範疇に属するような作品ではないと思う。こうした類いの作品に、生粋の推理小説ファンにあらぬ期待を抱かせるような「日本推理作家協会賞」などという冠を被せてしまう選考委員の見識は、私はどうかと思う。 と、ここまで純粋な推理小説としての評価としては厳しいことを書いたのだが、この作品を一般小説として割り切って読んでしまえば、決して面白くない作品ではないと思う。 この作品は、三部構成となっており、赤朽葉家の三代の女性を中心に描いた物語だ。物語の構成としては、終戦後から現代に至る日本の世相の移ろいに、登場人物の設定を投影させるという手法を取っており、決して深さを感じる物語でもないのだが、不思議に、それなりに面白く読めるのだ。おそらく、特に、万葉、みどり、タツ、真砂、毛毬、百夜、蝶子といった女性の登場人物のキャラクターの作り方が非常に上手いのが、この物語を面白くさせている大きな要因になっているのだろう。 この作品は、全三部のうち、第二部までには全くミステリ色はなく、全体の75%以上が経過した第三部に至ってようやく過去に起こったという殺人事件が明らかにされ、やっと推理小説らしくなってくる。ところが、皮肉なことに、物語としては、逆に、ここからパワーがガクッと落ちて、凡庸になってくるのだ。その原因は、現代日本の世相を反映させた瞳子のキャラが、万葉や毛毬と比べると、あまりに平凡で魅力に乏しいことと、推理小説としての内容の乏しさの両方にあると思う。 推理小説として見た場合、素人探偵役の探偵振りは、探偵のレベルにも達していないものだし、真相をミスリードしているある出来事も、そのままストレートに描いたのでは推理小説にもならないということから、読者を惑わすために無理矢理仕込んだとしか思えない苦しいものだ。厳しいことを言うようだが、推理小説としては、見るべきものは全くない作品だと思う。

  • 傑作だと思います

    「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」⇒「私の男」から辿り着いた一冊。小説の醍醐味を存分に味わうことができました。タイプは違いますが朝ドラ「カムカムエブリバディ」に通じるツボがあります。

  • 強力

    桜庭一樹。男か女かよくわからないけど、強力?漫画チック?最初は力業で漫画のごとくぐいぐい進んでいきます。一代二代三代と、進むうちに推理大賞をもらっているのに気づきます。ぐっとスピードが落ちてなにやら推理の話になります。ちょっとあっけなく終わってしまいます。もっとグロテスクな阿鼻叫喚を想像していましたが、はぐらかされます。

  • 独特だけど、ノスタルジックかな

    しみじみと、味わい深い 小説だと 思います。 桜庭さんの 小説は、4冊ほど 読んでいますが、これが 1番 好きでした。でも、どれも 独特の趣きのある 読みがいのある 小説だと 思います。

  • 不思議な気分になりましたが 読み応えありました

    あり得ないキャラクターが登場して現実離れと現実にいるかもしれないという感じがふしぎな感じでした

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