書籍情報
- 出版社
- 東京創元社
- 発売日
- 2024-05-31
- ページ数
- 512ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.5 x 1.9 x 14.9 cm
- ISBN-13
- 9784488499235
- ISBN-10
- 4488499236
- 価格
- 1210 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
方丈の、小説であることに熱意を注ぐありように 私は畏怖の念を感じるのである。 あるいはその機能美に。杉江松恋(解説より) 大切な人を守り、生き延びるために、 探偵たちはVR空間と現実で起こる 殺人事件に挑む 〈竜泉家の一族〉三部作 第三弾 「犯人役を演じてもらいたい」と、世界有数のゲーム会社・メガロドンソフトから依頼を受け、VRミステリゲームのイベント監修を請け負った加茂冬馬。会場に集ったのは『素人探偵』8名、その中には「幽世島」の事件に関わった竜泉佑樹もいた。だが、イベントは一転、探偵と人質になったその家族や恋人の命を賭けた殺戮ゲームへと変貌を遂げる。『時空旅行者の砂時計』『孤島の来訪者』に連なる、〈竜泉家の一族〉シリーズ第三弾。
方丈 貴恵 1984年、兵庫県生まれ。京都大学卒。2019年『時空旅行者の砂時計』で第29回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。長編第二作の『孤島の来訪者』は「2020年SRの会ミステリーベスト10」第1位に、第三作『名探偵に甘美なる死を』は第23回本格ミステリ大賞の候補に選出されている。他の著書に『アミュレット・ホテル』がある。
レビュー
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機会がありましたらまた利用させていただきたいです。
梱包も丁寧で、本の状態もとても良かったです。 ありがとうございました。
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途中まではあまり、後半は怒涛の面白さ
VRができることがリアルすぎて超絶技術すぎるゲームだと思い少し興醒めして読んでましたが、後半の解決編からはすごく面白かった、途中で読むのやめようかと思ったが最後まで読んでよかった! ただこれが3作目だと気づかず読んだので一作目からちゃんと読めばもっと感慨深かったかもしれない。 ただ現実世界とVR世界と二つありややこしい、トリックも何言ってるかわからなかったのでこういうのは映画とかにした方がいいのかも。 影薄かった人物もちゃんとそれなりに伏線がありかなり巧妙に考えられてると思います。後半の大胆なトリックすごい好きです。
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クローズドサークル
「竜泉家シリーズ」第2作が第1作より面白かったので第3作に期待したのですが、残念でした。作者が自分で楽しんでいるだけな感じしかしません。マニアックな読者が内輪で楽しむものかな。その意味でまさにクローズドサークルな作品。
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トリックに驚かされた作品
結構ミステリーの類はよく読む方だと思うが、ここ数年で一番驚かされた。今回起きる殺人は全て密室殺人で密室殺人はネタが出尽くされていると世間で言われているが、今回も著者お得意の特殊設定をあくまで読者にフェアに扱い、見事に斬新な密室殺人を実現させている。特に個人的には初日の毒殺トリックが驚きだった。 このシリーズは前2作もお気に入りで、前作を読んだ後、著者がツイッターで「次回作は加茂と佑樹の両方が登場する予定」と言っていて、1年間楽しみにしていたけど、期待を裏切らない作品だった。 まだ年明けて間もないけれども、年間の色んなミステリーランキングの上位に入って然るべき作品だと思った。 しかしまー、このシリーズ3作共、現実世界と異なる特殊設定を取り扱っているが、本格ミステリとして読者に対してフェアであるという事を、これでもかというくらい強調している。 そして、真相に到達するための材料は全て出尽くされたとして読者への挑戦状を叩きつけて来るけども、解答編読まずに真相に到達するのはまず無理。そもそも一読だけでは全て理解できない位にトリックが緻密に練られてるから2−3回読み返してようやく全てを理解できそう。 著者も読者に簡単に見破られないと自信があるからこそ挑戦状なんてのを出してくるんだろーけど。 このシリーズは今後も続く様な事を匂わせる様なラストだったので、次回作を楽しみにしたい。
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2023年版本ミスベスト10に入ると思います
緻密なロジックを丁寧に積み重ねていくのは本格ならでは。 著者の妥協のなさ。 京大ミス研の遺伝子、恐るべし(?) 毎回特殊設定を舞台とする著者ですが、今回はVRと現実の目くるめく世界。 特殊設定感は前作ほどはないので、 ゲーム空間に慣れている人なら、エキサイティングな世界を違和感なく堪能できるでしょう。 中に入ってみたい。 某トリックはバカミス枠に入れても。 (大好きです) ただ、文章が相変わらず下手なのと、 情のはいるオマケのような動機(好きな人にはプラス要素かも)をマイナス要素として、 ★4つ。 今回は動物たちがひどい目に合わなかったのでセーフ。
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今回も面白かった!
合う合わないはあると思いますが、私には面白かったです。 前作、前々作までのような超科学は関わってないので、そこが苦手だった人でも安心して読めると思います。 ある意味今回も館ものとは言えトンデモ設定ですが、こう言う設定はありだと思います。むしろ今後増えそうな気もする…。 何を書いてもネタバレになりそうで中々上手く描けませんが、真相解明シーンで目からウロコでした。騙されました…。 でも、内容的にはきちんと本格推理(と個人的には思える)なので満足です。色々と気になる登場人物が増えてきたし、今後の展開が気になる! そして、チラッとマイスターホラも出てきたのでそれもまた嬉しかった。 砂時計の持ち主の話、気になります!続編に期待します!
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VRミステリー
毎度作者の柔軟な発想力に驚かされる。素晴らしいトリックだ。
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アイデアと工夫に満ちた作品
この作家さんの作品を読むのは、これで3冊目ですが、一番面白く読めました。 形式としては、いわゆる”館もの”ミステリの変形ですが、バーチャル空間を利用することで、館という閉鎖空間を舞台にしながら、被害者や館の範囲を広げるという試みは、(恐らく)従来ないもので、面白く読むことができました。 一方、従来作品にもあった謎解きや設定に凝りすぎて、読者を置いてけぼりにする点は本作でも共通していて、本作でも二重三重の謎や、名探偵”たち”による複数回の謎解きなど趣向を凝らしているのは理解しているのですが、なんだか謎解きのためにわざわざ手間をかけて謎を設定しているようで、作者の書きたいことと書けたことにギャップがあるように思いました。 とはいえ、多くなり過ぎた謎解きを段階的に見せるようなプロット上の工夫、バーチャル空間上で犯人役を強いられた視点人物が現実世界では謎解きを行うなどひねりを効かせたアイデアなど、他の作家さんにはない優れた点をもった作家さんだと思うので、将来すごい作品を書いてくれるかもしれません。
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