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忘却城 (創元推理文庫)

創元ファンタジイ新人賞

忘却城 (創元推理文庫)

鈴森琴

死者を呼び覚ます術で発展した王国を舞台にしたファンタジイ。過去の傷を抱える青年が、謎の名付け師に集められた仲間たちとともに陰謀へ巻き込まれる。

ファンタジイ死霊術王国陰謀記憶

作品情報

光の届かない牢から、忘却城の秘密がほどけ始める。

第3回創元ファンタジイ新人賞佳作入選作『忘却城の界人』を改題して刊行。死者の蘇生を制度化した王国で、幽冥祭をめぐる事件と名付け師の思惑が重なっていく。

レビュー要約

  • 中国風の固有名や濃い世界設定に戸惑う声もあるが、深い背景を持つ異世界と死霊術をめぐる謎に惹かれる読者が多い。

書籍情報

出版社
東京創元社
発売日
2019-02-20
ページ数
469ページ
言語
日本語
サイズ
10.6 x 2 x 15 cm
ISBN-13
9784488529048
ISBN-10
4488529046
価格
514 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/SF・ホラー・ファンタジー

我、幽世の門を開き、凍てつきし永久の忘却城より死霊を導く者。 死者を蘇らせる術で発展した王国。死霊術の祭典を前に、傷を抱えた青年、盲目の少女死霊術師、 死せる美剣士、王族殺しの異民族の女は奇怪な陰謀に引きずり込まれる。 第3回創元ファンタジイ新人賞佳作入賞。 忘却城に眠る死者を呼び覚まし、蘇らせる術で発展した亀琲王国。過去の深い傷を抱えた青年儒艮は、ある晩何者かに攫われ、光が一切入らない、盲獄と呼ばれる牢で目を覚ます。そこに集められたのは、儒艮の他五人。彼らを集めたのは死霊術師の長である、名付け師だった。儒艮は死霊術の祭典、幽冥祭で事件が起きると予測、彼らはそれ阻止すべく動き出す。名付け師をめぐる陰謀の全貌は? 第3回創元ファンタジイ新人賞佳作選出作。

レビュー

  • 惜しい!

    話の伏線をはるまえに急に主要人物が動き始めるので、内容が面白かっただけに、もう少し始まりを丁寧に描いてほしかったです。続編に期待。

  • 読書上級者にお勧め幻想小説(※読み手を選ぶ強烈な個性あり)

    生者と死者が共存する世界 死者の葬儀と蘇りに関わる諸般で経済が成り立つ王都 ※死者の描述がありますので相応の凄惨さがあります ※異形に堕とされた者のグロテクスな描述もあります この作品世界は精密に精巧に構築されていて 情報量も多く本好きには時を忘れる面白さです 物語の冒頭に少女が涙した理由は終盤に明かされます 蘇りの幽冥祭は三年に1度 死者を蘇らせる死霊術師は前時代の王朝の者たち 蘇らせる死者を選ぶのは現王朝の者たち 対立は必須の状況です 今作では死霊術師の内輪に潜む思想権力闘争が発端となり 味方にも明かせぬ暗闇の中での依頼から話が進み始めます 繊細で緻密かつ色鮮やかな描述は鈴森琴氏独自の強い世界です ここに生きのこる魅力的な登場人物が今後どう歩むか見守りたいですね

  • 物語として面白かったけど、ゾンビは苦手。

    新しい世界観かもしれないけど、ゾンビは想像すると不気味で苦手です。 筋立ては面白かった。

  • 情報量が多すぎてもったいない

    内容はとても丁寧に紡がれていて きちんと読めば理解ができるのですが とにかく盛り込まれている情報が多すぎて 1作にしてしまうと勿体ない気がしました。 何作かに分けて 一コンテンツを もーっと深堀りした作品にしてくれたら嬉しいなぁと感じました。 もっと面白くなったと思うと勿体ないない感じがしました。

  • 購入を悩んだ作品

    当たりハズレがある感じに見受けられダメもとで購入した、当たりでした。意外性と文章の美しさが良かった。

  • 個人的には100%満足

    ややこしい世界観やし、登場人物の掘り下げは足りてないのかもしれん。しかしこの世界を構築して下さった事だけでも大満足。久しく見てない新しい世界が生み出される瞬間に立ち会えたような嬉しさがある。 こんな才能を持った方がまだデビューしてはらへんかったなんて、世界は広いなーと思った。 個人的には世界観もさる事ながら、美しい文章力の方も好き。優しいと言うか。繊細で、優しい感じ。線の細いお母さんな感じ。

  • 消化不良です

    独特の世界観がよく練り上げられているだけに、世界観の説明が多すぎて登場人物の心情描写が浅いです。この舞台世界については余すところなく説明することに注力しすぎている気がします。登場人物を減らしてもそれぞれの心理にもっと踏み込んでほしかった。最後まで誰が何をしたかったのか、行動面で把握するしかない。

  • 止められない、一気読みしてしまった

    紹介文がわかりづらいです。 本編を読めば状況が少しずつわかって、ひきこまれます。 途中でやめられず、夜が明けていました。

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