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記憶翻訳者 いつか光になる (創元SF文庫)

創元SF短編賞

記憶翻訳者 いつか光になる (創元SF文庫)

門田充宏

記憶翻訳者インタープリタの珊瑚を主人公に、記憶データへ潜行する仕事と欠落した過去を描く連作短編集。第5回創元SF短編賞受賞の表題作を収録する。

記憶時間喪失

作品情報

記憶の海に潜る仕事が、欠落した自分自身を照らし出す。

東京創元社の書誌ページで、記憶翻訳者を軸にした連作短編集として確認。第5回創元SF短編賞受賞作「風牙」を表題作とする作品集。

書籍情報

出版社
東京創元社
発売日
2020-10-22
ページ数
320ページ
言語
日本語
サイズ
10.6 x 1.4 x 14.9 cm
ISBN-13
9784488787011
ISBN-10
4488787010
価格
104 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/SF・ホラー・ファンタジー

「ゴルディアスの結び目」≪サイコダイバー≫シリーズにつらなる、 記憶と人格をめぐるSFエンタテインメント。―長谷敏司(解説より) 依頼人の思いや葛藤が残る世界に 潜行する、それが記憶翻訳者。 第5回創元SF短編賞受賞作収録 単行本『風牙』を改題、文庫版オリジナル編集 人の記憶を取り出して他人にも理解できるように翻訳する技術が実用化された時代。その技術は特別な力を持ったインタープリタと呼ばれる人々によって実現されていた。珊瑚は優秀な若手インタープリタとして将来を嘱望され、さまざまな背景を持つ依頼人の記憶翻訳を手がけている。第5回創元SF短編賞受賞作「風牙」にはじまる連作短編集。文庫版オリジナル編集。

レビュー

  • とても魅力的な物語。

    混沌とした人の記憶の中に潜行してそれを翻訳していく主人公の超共感能力者の珊瑚。その能力を機械でコントロールしつつ優秀な能力で問題を解決していく。彼女が勤務する会社の社長や専務や仲間達が皆魅力的で、何かしらを抱えたところにも強烈に惹かれた。 続編があるそうなので、ぜひ読みたい。

  • 難解なSFガジェットと暖かな心のふれあい

    まず始めに記憶媒体にもぐり込む方法や翻訳機のメカニズム、あるいは疑験都市、閉鎖回廊などユニーク なSFガジェットが登場する。その描写は抽象画の様にシュールでイメージをとらえ難い。なぜか著者のみが 全景を見渡せて、一人楽しんでいる様。 想像力、読解力不足な私にはまさに猫に小判の状態。加えて詳細かつ濃密な筆致ゆえに、なかなか前に進 めなく読了するのがしんどかった(★2)。 一方、物語は半ばを過ぎた頃からミステリー味も加わり、やがて自己と他者との心の触れ合いや絆に重点 をおいた筋立てになってくる。登場人物の心奥に思いを馳せるとき、胸が締め付けられる感動を覚えた。 (★5)ハード面とソフト面の評価が大きく開きすぎ総合評価は困難だったが、あえて★3としました。 (蛇足) ハヤカワ文庫や角川文庫、講談社文庫・・・等々多くの文庫本を読んだが、創元SF文庫が最も読みにくい。 フォントも古い字体だし、ポイントも小さく虫眼鏡が必要なほど。昔からほとんど改善されていないが、他 社の文庫を参考にしたことがなかったのでしょうか?そろそろ気付いてください。ガチガチの保守的な会社 なのですね。

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