作品情報
殺人の記録が記された一冊のノートから、家族の秘密と孤独な心の軌跡が浮かび上がる。
双葉社刊。映画化もされた沼田まほかるの代表的ミステリで、殺人履歴が綴られたノートを読んだ青年が、恋人の失踪や家族の過去に向き合っていく。
レビュー要約
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殺人者の内面に踏み込みながら、単純な恐怖だけでなく哀しさを残す点が読者を引きつける。謎解きと感情の反転が強い余韻を生む。
書籍情報
- 出版社
- 双葉社
- 発売日
- 2011-04-02
- ページ数
- 296ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.2 x 19 x 2.6 cm
- ISBN-13
- 9784575237191
- ISBN-10
- 4575237191
- 価格
- 1260 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
亮介が実家で偶然見つけた「ユリゴコロ」と名付けられたノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。創作なのか、あるいは事実に基づく手記なのか。そして書いたのは誰なのか。謎のノートは亮介の人生を一変させる驚愕の事実を孕んでいた。圧倒的な筆力に身も心も絡めとられてしまう究極の恋愛ミステリー!
1948年大阪府生まれ。主婦、僧侶、会社経営を経て2004年、50代のときに初めて書いた長編『九月が永遠に続けば』で第5回ホラーサスペンス大賞を受賞。2010年『痺れる』が「本の雑誌」上半期ベストの2位に選ばれる。
レビュー
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読後味わった解放感が半端なかったです。しびれましたわ。
凄く異様で不穏な話なんだけど、最終盤のサプライズ(最初はかなりの衝撃を食らいました)以降、ラストの解放感がとびきり素敵でしびれました。昔、学生時分に読んだ横光利一の短篇「蠅(はえ)」(『日輪・春は馬車に乗って』岩波文庫所収)の読後に感じた、この世のすべてから解き放たれた自由な解放感、その時の気分を思い出しました。 タイトルにもなっている【ユリゴコロ】と名づけられた告白手記、四冊のノートに記されたそれの異様な肌触りが忘れられません。何か、過去の記憶を封じ込めた沼の底の底から浮かび上がってきたかのような、本当にショッキングで、目を背けたいんだけど読まずにはおれないような告白手記。 この手記だけでも凄いインパクトのある作品やな思って、鳥肌が立つくらいぞくぞくしましたから。
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不思議な読後感を味わえた
特別面白かったというわけじゃないし、たぶんもう読み返す事もないだろうけど、忘れられない作品になると思う
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怖いけど面白い
やっぱり人間が1番怖いと思った。 途中グロかったり、苦しすぎて読むのを辞めようと思っけどやめられませんでした。 おもしろかったです。
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小説初心者には難しかった
レビューや読んだ方がいいとネットで見たため、購入してみました。小説を読み慣れてない、理解力が足らない私には、難しかった。何日かに分けて読むと、話がこんがらがって、前のページに戻って、また読む。みたいなのが続きました。読み終わった後も、なんかスッキリしないし、結局ユリゴコロとは。という感じ。難しいですね
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純文学のよう
拠りどころが「ユリゴコロ」になったり、美沙子が初めて「楽しい」という感情を知るところなど、作者のセンスが光っていた。 美沙子の独白部分が際立っていて、純文学のような読みごたえだった。サイコパスが人間らしさを身につけていくところに、素直に感動した。 サイコパスや性被害をミステリーの味付けのように使う作家が多いけれど、この作者はちゃんとそれに対峙して作品に昇華していると思う。
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引き込まれる
何かの小説おすすめ動画で出て来て、速攻で購入しました。 出版は何年も前ですが、小説の中の主人公の心情や想像力をかきたてられ、次に何が起こるんだろう、そんな事があったのか!と次々と読み進められるとても素晴らしい作品です。
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映画が楽しみです。
吉高由里子×松坂桃李×松山ケンイチで映画になるので読んでみました。 主人公が実家で見つけた殺人の記録ノート。 小説か事実の告白か、読み進めていくうちに家族の謎を解いていくことになります。 人を殺した女でも愛してくれるアナタがいる。 残酷なシーンもありますが、平易に読み進められて、最後まで飽きさせません。 結末は爽やかな感じに終わるんですが、何人もの殺人を犯して罪に問われなくても良いのかなと思いました。
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ユリゴコロ
物語自体はわかりやすく、登場人物の心理描写にも沼のようにハマりました。 もちろん所謂サイコものなので胸糞悪いエピソードも多々ありましたが、読後感が良かったので、お気に入りの1冊になりました。
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