作品情報
受賞作を含む短編が、人の弱さや選択の結果を静かに照らす。
受賞作を収録した初期傑作短篇集として刊行された版で、香納諒一の出発点を読むことができる。
書籍情報
- 出版社
- 双葉社
- 発売日
- 2008-05-15
- ページ数
- 277ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784575512045
- ISBN-10
- 4575512044
- 価格
- 990 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
「あのことに、気がついたやつがいる」。実業家として成功した男の元に届けられた病床の旧友からの警告。愛娘に忍び寄る何者かの影。愛人の裏切り……。罪の清算を迫られた男のとった行動が、新たな事件を生む――。小説推理新人賞受賞のデビュー作「ハミングで二番まで」をはじめ、事件を通じて浮き彫りにされる人間模様六篇。
レビュー
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著者の初期短編集
著者の初期短編集。全7編。事件を通じて垣間見える打算、嫉妬、猜疑心等、心象風景をうまく短編にまとめている。書簡のやりとりという形式の『共犯』、ラスト1ページがサスペンスフルな『ハミングで二番まで』。あえて1編選ぶなら『交錯の轍』。盗聴器の発見・探査を仕事とする主人公に旧友が盗聴器の探査を依頼に訪れる…。強烈な猜疑心で懊悩する主人公。結末は?
関連する文学賞
- 小説推理新人賞 第13回(1991年) ・受賞