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砂上の王国

角川春樹小説賞

砂上の王国

坂井のどか

七世紀、シルクロード交易の要衝に位置する小国・高昌国。大国の唐か強大な西突厥か、いずれかに従うことを迫られる中、第一皇子・麴智盛は西域の国々が手を取り合って生き抜くべきだと考えていた。しかし父王は西突厥との同盟を選択し、小国の命運は風前の灯となる。誇り高き皇子とその兄弟たちの熱血歴史ロマン。

歴史小説シルクロード高昌国7世紀西域王朝兄弟独立政治

作品情報

この砂の海に浮かぶ小さな舟のような国の命運を、皇子たちは双肩に背負う。

第17回角川春樹小説賞受賞作。7世紀のシルクロード要衝・高昌国を舞台に、大国の狭間で独立を守ろうとした第一皇子・麴智盛とその兄弟たちの物語。火焔山を背景にした激突、交河城での攻防戦など、スケールの大きな歴史ロマンが展開される。著者・坂井のどかが中学時代からシルクロードと唐に魅せられて書き続けた、情熱の一作。

レビュー要約

  • 選考委員の北方謙三は「大陸的な人物が上手く描けている」と評価し、今野敏は「力作。古代中国に関する豊富で確固とした知識に裏付けられている」とコメントした。高い評価を受けて第17回角川春樹小説賞を受賞した。

  • 「大国唐や西突厥との政治駆け引きや、交河城での攻防戦がド派手に繰り広げられる」「国や民の尊厳、そして人間の熱い意志について深く考えさせられる熱血歴史ロマン」と高い評価傾向にある。

書籍情報

出版社
角川春樹事務所
発売日
2025-10-14
ページ数
340ページ
言語
日本語
サイズ
13.5 x 2.4 x 19.4 cm
ISBN-13
9784758414951
ISBN-10
4758414955
価格
1870 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品

第17回角川春樹小説賞受賞作 沙漠の風が吹く、西域(オリエント)歴史小説の新星。 「大陸的な人物が上手く描けている」北方謙三 「力作。古代中国に関する豊富で確固とした知識に裏付けられている」今野敏 「リーダビリティが高い」今村翔吾 「可能性、伸びしろという点で一番」角川春樹 誇り高き小国の皇子とその兄弟の物語。 七世紀、小国でありながらシルクロード交易の要衝である高昌(ル・こうしょう)国は揺れていた。 大国ながら新興国である唐につくか、強大だが荒々しい西突厥(ル・とっけつ)と手を組み、この地で独立を貫くか――。 第一皇子である麴(ル・きく)智(ル・ち)盛(ル・せい)は、そのどちらでもなく、西域の国々で手を取り、助け合って生き抜くべきだ、と考えていた。 だが父王の考えは違い、中華文化をこの干からびた土地へ持ち込んだという矜持から、高昌国こそが盟主として立つべきだ、と西突厥と組むことを選ぶ。 この砂の海に浮かぶ小さな舟のような国は、時代の荒波をどう渡っていくのか。 オリエントの風を感じる歴史浪漫、開幕!

【坂井のどか】(さかい・のどか) 宇都宮在住。大学では中国文学を専攻。西域をふくむ中国全土を数ヶ月間放浪し、10キロほど痩せて帰国。2023年、居合にうちこむ高校生を描いた青春小説『もののふうさぎ!』で第6回文芸社文庫NEO小説大賞優秀賞を受賞、2024年1月に刊行された。本年3月、『上田娘は動画で生きる』を上梓。

レビュー

  • 角川春樹賞受賞作ということで…

    読んで、納得。最高に楽しめました! 古代中国だと、宮城谷さんの本を結構読んできましたが、これは面白い!! 文体は硬過ぎず、けどしっかりしていて、すらすら読め、グイグイ引き込まれて…あっという間に読み終わりました。 登場人物が全員よかった!! また、西域というのもいい。

  • 題材は良かったですが

    内容が少し浅かった印象です。

  • 舞台、登場人物、話の展開が魅力的

    歴史地図を横において読んだ 後半がやや物足りないが、面白かった 次作が待たれる

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