作品情報
江崎誠致の『ルソンの谷間』は、受賞歴を通して現在も作品名をたどることができる一作です。
『ルソンの谷間』は、江崎誠致の受賞作として知られる小説作品です。NDL Searchでは「1957-04, タイトル:ルソンの谷間 タイトル(読み):ルソン ノ タニマ 責任表示:江崎誠致/著」が見つかりました。ISBN が確認できたため、ISBN-10/13 と紙書籍の ASIN を相互補完しました。
書籍情報
- 出版社
- 潮書房光人新社
- 発売日
- 1988-07-01
- ページ数
- 275ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784769800989
- ISBN-10
- 4769800983
- 価格
- 320 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
第37回(昭和32年度上半期) 直木賞受賞
レビュー
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お値打ち価格の出品ありがとうございました。
最近、陸軍徴兵された方の手記にはまり、書店で尋ねてところ、絶版と知り、大手中古書店でも見かけたことがないため、ネット検索、注文させていただきました。出品者により、値段の開きが大きく、不安もありましたが、想像以上に非常にきれいな状態で喜んでいます。ありがとうございました。
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深くて重い一冊です。
読んでいて苦しくなりました。平和時には平凡な人々が死と直面すると如何様にも変貌する描写は悲しみを越えて改めて戦争の醜さを考えさせられました。絶対、戦争をしてはダメです‼️
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比島戦の戦記物と思わない方が良い。
本書は「ルソンの谷間」と「岩棚」の2編からなる。 著者は比島から復員した後、共産党で活動し、あるとき「ルソンの谷間」を書いた。 この作品では日本軍糾弾思想はかなり抑えているが、「岩棚」には赤ん坊を空中に放って銃剣で刺殺するシーンが出て来る(p.274) 赤ん坊のいるはずのないシーンに、無理やり赤ん坊を連れてきて作った、日本軍は凶悪と印象付けるプロパガンダだ。 また著者は召集される前は書店勤務で作家志望でもあったようだ。 そのため一般の戦記物とはずいぶん毛色が違い、自然描写、心理描写がこれでもか、これでもかとばかり、しつこく続く。 特に死体の腐敗の進行の描写を微に入り細に入り、延々と続けるさまは、書き手が精神病患者か、ついて行く読み手が精神病患者か、 実験されているようだ。 地図がないので地理がさっぱりわからない。
関連する文学賞
- 直木三十五賞 第37回(1957年) ・受賞