作品情報
ひそめた文字を持ち寄り、まだない名前を探すための詩集。
『雲の名前』は佐峰存が2023年に思潮社から刊行した第二詩集。現実にある人影へ近づきながら、雲や霧のように形を変える世界を細密な言葉でたどる。第35回歴程新鋭賞を受賞した。
レビュー要約
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言葉や文字そのものを見つめ直すことで、世界の見え方を変える詩集として紹介されている。語の響き合いが宇宙的で幽玄な異界を広げる点が印象づけられている。
書籍情報
- 出版社
- 思潮社
- 発売日
- 2023-10-31
- ページ数
- 128ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 21 x 14 x 1.2 cm
- ISBN-13
- 9784783745464
- ISBN-10
- 4783745463
- 価格
- 2750 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/詩歌/詩集
無軌道に啄む煤けた翼や 信号機の結界を 隕石の大きさで 横切る水素バスの 鱗粉を 束ねながら 空には時折 雲の国があらわれる (「雲の名前」) これまでになく、またとない形状で移ろう世界と私たち、固有の生を見つめるために。――ひそめた文字を持ち寄れば、きっと、新しい名前になる。第2詩集。装画=甲村有未菜
関連する文学賞
- 歴程新鋭賞 第35回(2024年) ・受賞