海を渡り世紀を超えた竹内栖鳳とその弟子たち
竹内栖鳳は、田中日佐夫による受賞作品。受賞時の評価対象として、人物・時代・表現の焦点を通じて読者や観客に余韻を残す作品である。
作品情報
竹内栖鳳は、田中日佐夫の表現が受賞という形で評価された作品である。
竹内栖鳳は、田中日佐夫の活動を代表する受賞対象の一つとして位置づけられる。NDL Search で『竹内栖鳳』と田中日佐夫名の書籍を確認し、ISBN を採用した。Amazon JP は作品名と著者名で検索した。 作品そのものの内容を中心に紹介し、掲載誌や関連媒体の識別子は採用していない。
レビュー要約
-
受賞歴からは、題材への向き合い方と表現の完成度が評価された作品として読める。静かな構成や専門性の高い題材を含む場合も、作品の核にある緊張感が受け止められている。
書籍情報
- 出版社
- ロータスプラン
- 発売日
- 2002-05-01
- ページ数
- 210ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784784211067
- ISBN-10
- 4784211063
- 価格
- 4083 JPY
- カテゴリ
- 本/アート・建築・デザイン/絵画/東洋・日本画
Amazonで田中 日佐夫, 田中 修二の海を渡り世紀を超えた竹内栖鳳とその弟子たち。アマゾンならポイント還元本が多数。田中 日佐夫, 田中 修二作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また海を渡り世紀を超えた竹内栖鳳とその弟子たちもアマゾン配送商品なら通常配送無料。
レビュー
-
題名で勘違いするかもしれません
本書の内容は、明治以降の京都の日本画を見直す、というものです。 本書の史料と画風の変化に関する検証には何らの強引さもありません。 確かに西洋画が日本画を変えていったといえるでしょう。 「海を越えた」のは西洋画であって日本画ではなかった、という内容です。 浮世絵が西洋画に影響を与えたことは知られています。 本書は、 「西洋画も日本画に大きな影響を与えたのでは? という著者の仮説を検証していく」 という内容です。 もっとも、 丸山応挙はオランダ絵画から写生、つまりデッサンと遠近法の研究しています。 間接的ではありましたが、江戸時代から、相互に交流はしていた、と考えてよいでしょう。 応挙は、膠だけでなく、アラビアガムなども使っています。 竹内栖鳳は、丸山応挙が創始した四条丸山派の画家です。 竹内栖鳳自身は、 「日本画は筆法がどうのいうが、むしろ筆法は西洋画(油彩画)のほうが達者である」 などといっています。 冷静な判断であり、優れた鑑識眼である、といえるでしょう。 異質がスタイルや方法と接触することで、文化はさらなる展開を見せます。 これは、常識ではありますが、研究は常識を無視して、知らないつもりで取り掛かるべきです。 本書の研究姿勢は、強引に自説を主張するものではありません。 かなり長期間の取材と検討を重ねて書かれた書籍であることが感じられます。 ただ、栖鳳がオランダから顔料、その他の画材を輸入していたことに関する考証や研究がありません。 土田麦僊が、顔料を加工していたことは有名で、そのために体を壊して夭折した、ともいわれております。 当時の顔料には、水銀、クロム、鉛、亜ヒ酸などが含有されていましたので、そういう説が出てきたのでしょう。 絵画様式だけでなく、画材という観点もあれば、より深みと説得力が出たと考えられます。 研究書としては鑑賞に偏重しており、材料に関する研究が不足しています。 これでは、普通程度の研究水準ですから、普通=星3ツとさせていただきます。