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さくら色 オカンの嫁入り (宝島社文庫) (宝島社文庫 C さ 3-1)

日本ラブストーリー大賞

さくら色 オカンの嫁入り (宝島社文庫) (宝島社文庫 C さ 3-1)

咲乃月音

母と娘の暮らしに、母が連れてきた男性が入り込むことから始まる家族の物語。再婚への戸惑いと限られた時間の幸福を温かく描く。

家族再婚別れ

作品情報

母の恋が、娘に家族の形を問い直させる。

『さくら色 オカンの嫁入り』は、咲乃月音による恋愛家族小説。母と娘の暮らしに、母が連れてきた男性が入り込むことから始まる家族の物語。再婚への戸惑いと限られた時間の幸福を温かく描く。 受賞作としての焦点は、人物の感情や時代背景を通じて、読者に余韻のある問いを残す点にある。

レビュー要約

  • 設定や語り口の独自性を評価する声がある一方、題材の重さや余白の多さをじっくり受け止める読者向けの作品と見られている。

書籍情報

出版社
宝島社
発売日
2009-09-05
ページ数
216ページ
言語
日本語
サイズ
10.7 x 1.2 x 15.2 cm
ISBN-13
9784796673464
ISBN-10
4796673466
価格
503 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

女手ひとつで娘を育て上げた看護師・陽子と、その娘・月子。ふたりが暮らす家に、ある晩、酔っ払った陽子が「捨て男」を拾ってくる。陽子はひと回り以上も年下の彼と結婚するつもりらしい。月子はとまどいながらも、捨て男の気さくな人柄と陽子への真摯な思いに母の再婚を受け入れていくが、その幸せな日々は限られたものだった――。第3回「日本ラブストーリー大賞」ニフティ/ココログ賞受賞作品。涙の感動作! ※本書は、2008年6月に単行本として刊行した「オカンの嫁入り」を改訂、改題して文庫化したものです。

レビュー

  • 心温まる。

    この作者の作品を読むと、いつも心がほんわかと癒される。読んでいていやな感じにならないところが良い。ハンカチを必ず用意して読んでいます。

  • 読み易いが、易すぎる

    友人から借りて読みました。 映画化されたということで、割と期待しつつ。 一気読みできるというのは間違いありません。 個人差はあると思いますが、私は一時間くらいで読了しました。 全体にテンポがいいので、読み易いという点は確かです。 ただ、読み易すぎるというか軽すぎるというか、内容の切実さに文体が追いついていない感じが否めません。 キャラクター設定は面白いのに、それを生かしきれていないのも残念。 帯に「選考委員号泣」という謳い文句があったのですが、正直なところどこで泣けたのか分りませんでした。 反論を恐れずにあえて言うなら、「総じて素人ブロガーっぽい」。 特に小説を読みつけている人は「なんじゃこりゃ」と感じると思います。 読書家に薦められない本は本としてかなり難ありなので、☆二つ。 物語全体の空気や設定を生かしつつ緩急を付け直した脚本が書かれているなら、映画はそれなりに期待できます。

  • 捨て男に注目

    映画の配役を考えながら想像しながら読みました!最初から面白く配役もピッタリでグイグイ読んでしまえます!関西弁も面白くオカンと捨て男の関係がいい感じの素敵なのと人間関係のあったかさ捨て男と月ちゃんとの関係が少しずつ家族になっていく様子が・・・とっても面白い所でアツい所かな?スラスラと読んでしまったので改めてもう一度最初から読みたい本です 早く「ゆうぐれ色オカンの嫁入り」を読みたいです。

  • 映画を見てから原作を読んだ方がいい

    原作よりも映画の方が話題になったと思います。自分はまず映画を見て良かったので、原作を読んでみたいと思いました。最初は映画ありきでいいと思います。なんといっても、大竹しのぶの演技が素晴らしい。まずは映画を見てから原作を読んでみてはどうでしょうか?その方が、ストーリーの良さが素直に伝わってきます。 ストーリーは、昭和時代の大阪を舞台として、笑いあり、いさかいあり、情けあり、そして最後に涙ありの母娘の人情ものです。そして、ペットの愛犬の細やかな仕草が、ストーリーにほどよいスパイスを効かせている点は、作者の力量さえ感じられます。また、関西弁での会話は、とても人間味があり親しみが感じられます。よって、関西人には、会話が素直に受け入られると思います。ただ、会話以外の綴りまでも関西弁が使われているのには、自分のような関東人にはやや読みにくいところが難点です。関西弁は、会話のみで良かったように思います。 しかし、最後にジーンときて目頭が熱くなるストーリーはやっぱり良くできている。

  • 犬が飼いたくなる話?

    さくら色…との違いは何でしょうね?こちらはもう販売されていないようですが…? 私は図書館で借りて読みました。後半は涙、涙。一気に読んで、感動もしました。ただ、一個だけ気に入らなかったのは、途中途中で、このあとわるいことが起こると、予告するような表現があることです。他の作品でも時々見かけますが、一体何のために?!と、途端に気持ちが冷めます。月子と同じ気持ちで、温度で、起きていることを感じたかった。それだけが残念。なお、これを読んで無性に犬が飼いたくなりました。ハチの描写がほんとに素敵です。作者はきっと犬好きですね。

  • 読む人を選ばない良書

    読む人を選ばない軽やかな文体とハートウォーミングなストーリーで、 切なくも暖かくなりました。 ところでブッダにはこんな話があります。 自分の子供が死んで泣き叫ぶ母親を見たブッダは、母親に、 「この子を生き返らせるにはケシの実がいるから貰ってくるがいい。 しかし、一度も死人を出していない家からじゃなければならない」と言いました。 これを聞いて母親は必至で探しましたが、結局見つけられませんでした。 それで母親は悟ります。自分だけじゃなく、みんな同じ悲しみを経験しているのだと。 母の陽子、娘の月子、捨て男こと、陽子の結婚相手の研二。 この物語に登場する人物達も、みんな何かしらを抱えている。 それでもみんな何処かユーモアに溢れている。 作者の意図することかは分からないけれど、 きっとこの物語を通して、みんな同じ何かを抱え、 それでもみんなこうして、何でも無いかのように生きている。 だからもっと心を楽にして生きていったっていいんじゃないと、 そう言っているような気がしました。 「さくら色 オカンの嫁入り」は、軽やかながら、 そんなメッセージが込められている本だと感じます。

  • 感動しました

    軽めの文章&関西弁なので、馴れるまでにはちょっと時間がかかりましたが、心がホッコリと温まる作品だと思います。人を本気で愛するのっていいなぁ〜。読んで損はないです!

  • 分かり易く、楽しく読めると思う

    が、コテコテだなあ、と、読みながら思った …次のステージを連想してしまい、「籍入れちゃったら『親子』になるから、母亡き後、結婚できなくなるよ」と、余計な事を考えてしまっていた

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