作品情報
双子と幼なじみに囲まれた日常は、飛び降りの瞬間から歪みはじめる。
HMV、誠品、カーリルでISBNとページ数を確認。第3回GA文庫大賞奨励賞受賞作として刊行された。
レビュー要約
-
キャラクター小説としての濃さと、ミステリー的な不穏さを重ねる点が読者の印象に残る。甘さよりも歪みを前面に出す作風が特徴。
書籍情報
- 出版社
- SBクリエイティブ
- 発売日
- 2011-12-14
- ページ数
- 280ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.8 x 1.3 x 15.2 cm
- ISBN-13
- 9784797367393
- ISBN-10
- 4797367393
- 価格
- 1 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
双子の少女と、飛び降り自殺。 愛憎が交錯する事件の果てにあるものは!? 第3回GA文庫大賞の問題作! 高校生、菱川迷悟は、双子の少女、新山一縷と朽縷と同居していた。 美しい双子に翻弄されながら日常を送っていた迷悟だったが、ある日、三人は学校で飛び降り自殺の現場に遭遇する。 その自殺に関して一縷は、突き落としたやつが見えたという。 正義感の強い、いや、正義感が強過ぎる迷悟は、事件を傍観することができなかった。 ――学校のアイドル、グッズ販売、そして交際を賭けた決闘……。愛憎が交錯する事件の果てにあるものは!? 第3回GA文庫大賞《奨励賞》受賞の問題作が登場! 「幸せになる覚悟はある? 人を殺しておいてなお、幸せになりたいと思えるかってこと」
レビュー
-
ヒロインが不快
私にとって初レビューになります。 終盤、ヒロイン2人が学校を抜けて、犯人の所へ向かう場面で 教師に理由を説明するのが面倒だからと教師を殴ったり蹴ったりして気絶させます。 100メートル12秒で走れる脚力があるなら教師なんかかまわず振りっきたらいいじゃん と思いました。 あと、どうでもいいことかもしれませんが双子は130メートル級のホームラン が打てるとありますが、挿絵を見てもそんなに飛ばせるような体つきには見えません。 野球なめとんのかと思いました。 しかし、ストーリーはよくできてると個人的に思いました。 ヒロインが不快で2巻買ってみようかなと思った作品はこれが初めてです。
-
想像とは違ったけど面白い
主人公と双子の少女は同居生活。 クラスは違うけど三人は登下校も昼食も一緒と、初っ端から仲睦まじい。 過剰なスキンシップはあるが、基本的に家族のような接し方で下心は無し。 そんな日常の中、ある日飛び降り自殺を目撃してしまったことから、事件に関わっていくお話。 そしてタイトルのような事件が起こる……と思いきや別の事件です。 ネタバレになるので詳しく書けませんが、その正体は読み進める内に少しづつ明かされていきます(わかる人はすぐわかると思う) ただ、タイトルに偽りは無く、実はやってませんでしたなんてオチはありません。 話のテンポ、落ち着いた文章が良い。綺麗過ぎないオチも作品に合い好印象。 何より様々な視点から描くリアルな感情、親しい人物にしかわからない何気ない仕草の本質、 そういった人間らしい内面の魅力が溢れ、悪い奴ばかりだけど、でも憎みきれない良いキャラに作り上げていました。 もちろん、彼等の行いが決して許されるものではありませんが。 あと、読み始めは大人びて見えた主人公と子供っぽい双子の姉が、途中で全然別の姿を見せてきたのには驚いた。 逆に暴力的な言動が含まれるので、万人向けとは言いづらい。 自分の場合、とあるシーンで相手を病院送りにさせるほどのケガを負わせていたのがやり過ぎに感じました。 とはいえ、恐らく皆が想像するような狂気的な世界よりは薄味で、むしろ安心(?)して読める作品かも知れない。 最後に挿絵はどれも綺麗でした。
-
後戻りできない少年少女・・・個人的には「良」
あまり評価がよろしくないようです。 確かにミステリーとして読むには内容は浅い感じがします。 ただ、私はこの作品の真骨頂は「登場人物のこころの身勝手さ」だと思います。 理不尽なくらい気性が荒いこともしばしば・・・しかしこれは多くの人にとって、不快な気持になってしまいそうな、少し過激な感じになっているのが気になるところです。 個人的には、とことんやってほしいと思ったので、変な中途半端さはなく良かったと思います。 評価を5から3に変えたのは、思い返してみて、やっぱりちょっと万人受けはしないと思ったからです。 個人的には5一般的には2=3.5切り捨て3です。 評価も付けづらいですね^^; ある意味問題作。 果たして、本当の悪は誰なのか・・・深く考えると面白いかもしれません。
-
ん〜〜〜
ライトノベルでミステリー系と言われて読んでみたこと、 店頭でGA文庫大賞受賞という帯につられて購入したものの、 自分でハードルを上げてしまったせいかあまり期待に答えてくれなかった感じ。 主人公のような誰にでも噛み付いたり、自分が正しいと思うことを他人に強要するような 人物もいるし、逆に誰に対しても人懐っこくて明るい天真爛漫な人物もいるが、 そういったキャラクターの性格とストーリーの流れが噛み合っていない。(というかそれとは無関係に話が進んでいく) タイトルに「殺し」とは入ってるのだが、それが大きな伏線であるかと聞かれると それもまた微妙であり、過度な期待は拍子抜けするだろう。 王道でもなければ奇をてらうようなものでもない、結果何がしたいのか分からないまま 終わりだけハッピーエンド風であるので時間があれば読んでみるのもいいのでは?
-
悪い意味で「ミステリ風」
とにかく全ての登場人物とその行動原理が薄っぺらい。 主人公の強すぎる正義感について納得のいく理由は語られなかったし、 物語上双子が双子である意義も最後まで見出せなかった。 特に気になったのは暴行・殺害に至る精神的なハードルが全員驚く程低いことで、 倫理観の異なる別世界の話を読んでいるような違和感が最後までまとわりつく。 このため、悪い意味で誰が犯人か分からない状態になっており、 実際いくつかの真相の犯人はその人物でなければならないという必然性がない。 犯行トリックを考えるような楽しみ方もできないため、 タイトルに惹かれて購入すると肩透かしを食う可能性が高い。 あとがきによると改稿作業はあまり行わなかったとのことだが、 新人の受賞作ということを考えると担当がもっと指摘してあげるべきだったのではないかと思う。 ただ手直ししてないわりに文章自体は読み易く、その点はポテンシャルを感じた。
-
皆さん評価悪すぎやしませんか?
評価悪くてネタで買いました! しかし皆さん…僕はこういう話ありだと思います! 私は時間がなかなかとれなくて1日少しずつ読むタイプなんですがそこらのラノベは話がパターン化してきてつまらない! 最近のラノベつまんない!という人には結構オススメでぇす!
-
なんか全体的に評価低いですね。
乙一の作品とか、入間人間の「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」が好きな人にはお勧めできる気がします。 読んでいて「それはないでしょ」ということが多々あります。 また、精神的にまともなキャラクターが少ないです(いないかも)。 物語や設定は個人的に好きなので続きも読んで行こうと思います。
-
色々と疑問符だらけ
saitom氏のイラストは良いと思います。 ただし肝心の中身のほうはちょっと残念な出来です。 主人公含めたキャラの行動に疑問符が浮かぶことが多く 物語に没入できませんでした。 「このキャラは何故こんな行動をしたのか?」といった 動機について、もう少し丁寧に読者に説明してほしいです。 最後の黒幕(?)みたいな人もただ意味不明なだけですし・・。 双子のキャラ付けは良かったと思いますので次作以降は 上記部分をどうにかしてほしいです。
関連する文学賞
- GA文庫大賞 第3回(2011年) ・奨励賞