日本の文学賞

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都立桜の台高校帰宅部 (Linda BOOKS!)

大学読書人大賞

都立桜の台高校帰宅部 (Linda BOOKS!)

大野敏哉

「都立桜の台高校帰宅部」は大野敏哉による受賞作です。賞の選考対象となった作品として、タイトルが示す主題や人物の動きに焦点を当てながら、読者が作品世界へ入りやすい構成で読ませます。

受賞作現代文学人物描写記憶と時間

作品情報

都立桜の台高校帰宅部を手がかりに、作者の視線と物語の核へ近づいていく一作です。

大野敏哉の「都立桜の台高校帰宅部」について、NDL Searchなどの書誌情報を確認し、単行本または書籍として確認できる識別子を優先して整理しました。作品紹介は、賞の受賞作として読まれる際の入口になるよう、タイトルから伝わる主題性と読後の余韻を中心にまとめています。

書籍情報

出版社
アース・スターエンターテイメント
発売日
2013-10-01
ページ数
255ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784803004069
ISBN-10
4803004064
価格
167 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

Amazon.co.jp: 都立桜の台高校帰宅部 (Linda BOOKS!) : 大野 敏哉: 本

レビュー

  • これもひとつの青春。

    タイトルからも表紙からも、粗筋の紹介からも、どんな話なのかまるで想像できません。ぱっと見で興味を持つ人はかなり少ないのではないでしょうか。 帯には「人気アニメ『つり球』『ガッチャマンクラウズ』の大野敏哉、待望の書き下ろし小説」と書かれていますが、先に言ってしまうとそれらのようなファンタジー性とも離れた方向の作品です。 いざ読み始めてみると、砕けた一人称で綴られる文体は極めて読みやすいものの、非リア充の高校生たちが何となく集まって帰宅部を作るという出だしもワクワク感とは程遠く、正直しばらくは掴み所を得られない感覚でページをめくっていました。 しかし3分の1を過ぎた辺りから、作品の真のテーマが姿を現してきます。表向き伏せられていたのも、それに向き合わされる主人公の衝撃や困惑を読者に共有させるためなのかもしれません。 ともかく、そこからはどんどん引き込まれて、最後まで一気に読んでしまいました。決して明るく楽しい話ではないのですが、展開は十分にドラマチックで、読後感は爽やかでした。根底に確かな人間愛が流れているからでしょうか。 少年少女たちが他者との関わりを経て成長する姿を描いた、大変良質なジュブナイルであったと思います。 拙い感想ですが、少しでも多くの方の手に取っていただけるきっかけになればと。

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