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梅崎春生作品集 第1巻

新潮社文学賞

梅崎春生作品集 第1巻

梅崎春生

『砂時計』は、梅崎春生の戦後文学を代表する長篇の一つで、新潮社文学賞を受けた作品である。時間の流れと人間の内面の揺らぎを題名のイメージに重ね、戦後の生活感覚と不安を繊細に描く。

作品情報

流れる時間と人間の心の揺れを見つめる、梅崎春生の新潮社文学賞受賞作。

CiNii では大日本雄弁会講談社から1955年9月に刊行された単行本『砂時計』が確認できるが、ISBN 導入前の刊行である。作品は沖積舎『梅崎春生作品集』第1巻に「寝ぐせ」とともに収録されており、同巻の ISBN は 480606601X、ISBN-13 は 9784806066019 に換算できる。雑誌『群像』掲載分の番号は採用していない。

書籍情報

出版社
沖積舎
発売日
2003-12-01
ページ数
324ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784806066019
ISBN-10
480606601X
価格
4027 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/全集・選書/個人全集

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レビュー

  • 「砂時計」は構成にやや難あり

    短編「寝ぐせ」と長編「砂時計」を収録。 「砂時計」は、3つのストーリーで構成されている。 ①他人の秘密を暴き出して恐喝する怪しげな研究所が舞台で、所員に正体不明の人物から脅迫状が届く。 ②カレー工場の騒音とカレー粉の紛害?に悩まされる近隣住民が、工場の操業停止を画策する。 ③養老院を舞台に、あくどい金儲けを企む院長およびスポンサーと入居老人たちとの攻防を描く。 ①と②については、結末らしい結末がないという中途半端な構成が惜しまれる。書きようによっては、面白くなりそうなだけに残念。 ③は、入居老人たちも院長連も、皆一癖も二癖もあり、ブラックな笑いの要素が満載で楽しめる。 ストーリ-を③だけに絞って展開させても良かったかもしれない。 以上のように、構成に欠陥があり、長編としては「つむじ風」の方が出来が良く、多くの人にはおススメできないが、作者のファンなら十分に楽しめると思います。

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