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俺は学園頭脳バトルの演出家!① ~遅れてやってきた最強転校生は、美少女メイドを引き連れて学園を無双するそうです~ (オーバーラップ文庫)

オーバーラップ文庫大賞

俺は学園頭脳バトルの演出家!① ~遅れてやってきた最強転校生は、美少女メイドを引き連れて学園を無双するそうです~ (オーバーラップ文庫)

片沼ほとり

ゲームで決着する学園を舞台に、主人公を陰から演出しようとする少年の奮闘を描くメタコメディ。頭脳戦の仕掛けと、表舞台に出たくない語り手のねじれた立場が楽しい。

学園頭脳戦メタコメディ主人公性

作品情報

主人公を目立たせたいのに、自分がいちばん目立ってしまう。その噛み合わなさが面白い。

オーバーラップ文庫の受賞作として刊行された第1巻。ゲームによる決闘が支配する帝王学園で、田中叶太は最強主人公を陰から演出しようとするが、思惑どおりには進まない。

レビュー要約

  • 頭脳戦の見せ場と、物語を外から組み立てる発想がきれいに噛み合っている。テンポの軽さに対して、構造はかなり手の込んだ作品になっている。

書籍情報

出版社
オーバーラップ
発売日
2025-01-25
ページ数
320ページ
言語
日本語
サイズ
14.8 x 10.5 x 1.5 cm
ISBN-13
9784824010537
ISBN-10
4824010535
価格
825 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

俺がアイツを『最強の主人公』に『演出』してみせる──! ゲームによる決闘ですべてが決まる帝王学園。 裏社会からやってきた最強の転校生・霧谷透。 その銀髪ロシア人メイド・ソフィー、彼の幼馴染である学年最強のお嬢様・西園寺桃華。 ――エリート育成のため人知れず運営されていた学園は、それはもう見事なほどに、学園頭脳バトルの舞台として整っていた。 ならば、モブの化身たる俺・田中叶太のやるべきことは一つ。 霧谷が最強主人公として学園を無双する、そんな俺TUEEE物語を陰から演出することだ。 それが演出家である俺の生き様……なのにお前ら、俺を目立たせるんじゃねえ! 実力隠し最強主人公×学園頭脳バトル×メタコメディ、ここに爆誕!

レビュー

  • 新しいけど王道

    頭脳バトルではあまり見ないタイプの主人公なので斬新な読み味だった。しかし、読者の期待に応える部分は抑えていて、ちゃんと面白い。 少しネタバレをします。 お約束だが、最初のバトルを最後に持ってくるところはかなり熱かった。

  • 読後感良し

    主人公・叶太の描く”お決まり”な筋書きがあってこそ、そこからはみ出していく一人一人の個性が際立っていて読み進めるのが楽しい一冊。 ストーリーの完成度、コメディ部分の小気味よさ、キャラクターの魅力、どれをとっても文句なしの良作です。

  • コメディを言い訳にするな

    オーバーラップのサイトで試し読みをして購入しました。 感想としては、「何でこんなに評価が高いの?」です。 色々言いたいことがありますが、主に2つの問題点である「主人公」と「ゲーム」について語ります。 <主人公について> 現実をも演出した実績を持つ主人公(田中)が、帝王学園という大きな舞台でも自分の才覚を発揮したいが…… という話ですが、正直その能力に違和感を覚えます。 試し読み部分で生まれた違和感がそのまま解消されることなく終わりました。 皆さん、主人公の立場になって考えてみて下さい。 演出を行う上で明らかな失敗、いわゆる BAD END は何でしょう? 色々挙げられますが、その中の1つに「ネタバレ」が出るでしょう。 運命な出会いでカップル成立。 →運命ではなく主人公がそう仕組んだだけ。 体育祭で大熱戦! →主人公の掌の上で踊らされただけで、勝敗も決まっていた。 現実的に考えれば「あり得ない」の一言で一蹴されますが、主人公からして見れば少しでも「もしかして…」と考えられたら、言葉を変えればシラケてしまったら、間違いなく失敗でしょう。 実際に主人公も「他人に悟られた時点で演出は失敗」と語っています。 ならば、演出の完遂に努めるのと同時に、己の言動がバレないように努めることも大事なのではと思うのですが、主人公にそんな素振りが見受けられません。 現に「誰も気づいていなかった」と結果だけしかないのです。 この私の意見に対して皆さんの中で恐らく、 「完璧な演出に全力で努めて筋書き通りに事が運べれば、バレるかもと思うのは杞憂では?」 と思う方が居るかもしれません。 確かにごもっともです。ですがそれだと1つ疑問が生まれます。それは主人公がどうやって「演出」をする(していた)のか? といことです。 帝王学園に入学する前は、アシストを数多くしただの、分析をしただの、結果を調整しただのと言っているだけで不安を感じますがそれは過去、重要なのは現在です。 本作の舞台である帝王学園で主人公の才覚を読者に伝えれば良いのでs…残念ですがそんなものはありません。 学園に着いて早々、主人公はこの学園でのメイン「主人公」と「ヒロイン」を見つけ、演出を始める展開になります。そしてあるトラブルによって、ヒロインの西園寺が主人公に決闘(ゲーム)を申し込むのですが主人公は良しとしません。何故なら西園寺は現在99戦99勝中であり、それを「主人公」の霧谷に100連勝を阻止させたいからです。 この後の展開ですが、ネタバレを言うと……西園寺が主人公(田中)に負けます。 作者はこれをコメディとしたいのでしょうが、ハッキリ言って茶番です。もちろん悪い意味で。 主人公はわざと負けようとするが、それが裏目となり結果勝利する流れですが、そもそもとして主人公の優先は明らかに決闘の不成立でしょう。 断れない雰囲気と言っていますが、スマホに届いた決闘申請に対して拒否をタップすれば済む話です。 「演出家」なのですから、いくらでも言い訳ができたはず。 なのに情報不十分でゲームに挑むのですから、本当に「演出」を成功させてきたのでしょうか? そして西園寺は「人の心の動きが視える」という超人的な力を有していますが、主人公の「負けたい」という思考を西園寺が誤認識してしまう結果になります。 正直、西園寺の力はガバガバですし、主人公も西園寺がカードを選択する瞬間、頭を切り替えて「勝った」と思考する等、修正を行う努力ができたはず。 え? 演出家と役者は違う? なら何故決闘を受け入れたのですか? また、主人公は「表舞台」と「舞台裏」の概念に基づいて動いています。 表舞台とは観客が見ている状態で、学園がそれにあたります。 主人公は舞台裏で結構好き勝手動いていますが、それがよく解りません。 通常の演劇ならライトで照らされている舞台上で動く役者を観客が見るという事になりますが、主人公が演出しているのは「現実」です。「役者」も「観客」なのです。 であれば、本当の舞台裏とは誰にも認識されない孤独な状態を指すのでは? 後先考えず、役者に接してトラブルを起こすのは愚かです。 <ゲームについて> 帝王学園では学業の成績より決闘(ゲーム)の成績を重視しており、ゲームの成績により学園から支給される電子マネーの額も変わります。……まぁ、学園ゲームモノのテンプレです。 学園側で数百種類ものゲームを用意しており、その中から選び勝負をします。 上記の西園寺との勝負では「心理戦」のカテゴリの中から「後出しじゃんけん」というゲームを行いました。ルールを要約すると、 ・お互い「グー」「チョキ」「パー」のカードを持つ。 ・先攻後攻を決め、先攻が1枚カードを裏向きに出すが、必ず表を確認をしてから出す。 ・後攻は先攻へ3つまで質問ができ、先攻は何かしらの回答をしなければならない。 ・先攻がカードを出してから3分以内に後攻もカードを出す。 ・お互いのカードを表にして結果を比べる。あいこの場合は先攻の勝利。 普通に考えて先攻有利です。あいこの場合は「先攻後攻を入れ替えて、やり直す」が適正です。 (もう一度言いますが先攻有利です。何故なら「お互い」最善を選択すれば、9通りの内、先攻は6つの組み合わせが勝利なのですから) 何故こうなったかと言うと、神様(作者)の都合だからとしか言い様がありません。 勘違いしてほしくないのですが、私はルールがおかしいと言いたいわけではありません。 「学園」が不公平なゲームを提供しているのが問題だと言いたいのです。 学園側は生徒の成績を見るうえで、絶対的に公平な立場でいなければなりません。 なのにこれって……馬鹿馬鹿しいとしか思えません。 別に、西園寺がハンデとしてあいこも主人公の勝ちで良いと、ルールを変更する展開でも良かったはずで、そうすればこの後、西園寺が披露するロジックに深みが増したと思うのです。 また、ぶっちゃけると登場人物ほぼ全員がマヌケです。 正直に言って、「お前本当にゲーム至上主義の帝王学園生徒なのか?」と言いたい。 本作においてゲームは重要な要素です。それがガバガバで意味不明はどうなの? ・ゲームルールが意味不明&不明瞭。 ・備品棚から取り出した道具を検める等しない。 ・主人公がシャッフルしたトランプに対して、相手はカットを要求しない。 ・スタッフの行動に疑問を持たない。 etc. 色々言いたい中で、一番ツッコミたいのはやはり主人公(田中)の有能ムーブです。 現実にレナート・グリーン氏や、NDOの状態からAやN・スタックを素早く構築できる人は居ます。 ですが、「できるからできました」は、納得できるわけがありません。 こう何と言えばいいか難しいですが、 「陸上部に入っていたから、足の速い人との短距離走勝負で勝ちました」みたいな…… 説明しているつもりだけど、全く説明になっていない典型を見せつけられます。 長々と語りましたが要は、 「やりたいことは分るが、そこに至る過程を作者が深く考えてないので、大小様々な違和感が溢れ出る作品」です。 これが銀賞を獲得したとは到底理解できません。 今後オーバーラップ文庫から出版される頭脳戦モノに対して疑いの目を向けるでしょう。 最後にこれだけはハッキリと言っておきます。 編集は真面目に仕事をしろ。

  • イラストは良いのに…

    イラストが可愛くて購入しましたが、次巻は買わなくて良さそう。

  • メタコメディ要素と頭脳ゲーム要素の掛け合わせが見事で、最高の読書体験を味わえました!

    自分の存在を悟らせずに現実を演出して人を楽しませることの魅力に目覚めた少年が、頭脳戦の実力で全てが決まる学園でも演出家として頑張ろうとするも予想外の連続で、なかなか思う通りにいかない様子がコメディ感たっぷりに描かれていてまず楽しかったです。 頭脳戦描写もかなりの作り込みと拘りが感じられ、あっと驚く、そうきたかと舌を巻く展開が沢山あり滅茶苦茶面白かった! 女の子キャラ達の個性と可愛さと強さの表現も、バラエティ豊かで最高で皆の会話劇にはすっかり夢中になりました。

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