作品情報
昆飛雄の表現世界を伝える『杖術師夢幻帳』。
『杖術師夢幻帳』は、昆飛雄による作品。fantasia-grand-awardの受賞作として知られ、作者の関心や表現の特徴を示す一作である。
書籍情報
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 1997-01-01
- ページ数
- 407ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784829127285
- ISBN-10
- 4829127287
- 価格
- 120 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
Amazon.co.jp: 杖術師夢幻帳 (富士見ファンタジア文庫 78-1) : 昆 飛雄, 針玉 ヒロキ: 本
レビュー
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杖道が好きな人にははまる本
杖道の本はそんなに多くはないので、杖道が好きな人にははまると思います。
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伝奇チャンバラ活劇剣豪小説系
およそ十数年ぶりの再読。 常陸の国鹿島神宮(現・茨城県鹿嶋市)の要石伝説をめぐって、剣豪、忍者、入り乱れての攻防戦を描く伝奇チャンバラ活劇剣豪小説系。ロケット弾や火縄銃も飛び交うよ!であります。 主役の夢想権之助以下、宮本武蔵、松林左馬之助、塚原彦四郎等々、登場剣豪の人選が何とも微妙過ぎる本作。 着想は秀逸なのですが、盛り込み過ぎの内容に装飾過多の文章、おまけに誤字脱字がやたらに目立ち、何とも読みづらいのが残念なところ。改稿校正に時間をかけて、文章やプロットを整理したなら五十ページは薄くなったのではないでしょうか。作者の熱気が空まわり。 爆笑したのが敵の忍術の解説。「一九六七年に世に知られるようになったこの現象(超音波メス)」って、『大怪獣空中戦・ガメラ対ギャオス』のことじゃないですか! そういえば赤城毅先生の某柳生モノでもまんまギャオスな怪物が出てきましたね。時代伝奇小説とギャオスは相性がよろしいのでしょうか。
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鹿島の秘密は?
主人公の杖術師、夢想権之助の流派は現在にも脈々と受け継がれているんだとか。 その上宮本武蔵という強力なキャラが登場する『杖術師夢幻帳』でありますです。 戦闘シーンが迫力あります。結構SF的なネタを盛り込んだ、各種登場人物の必殺技は味があります。特に女性キャラはみょーに個性的。技もそうですが、性格も一筋縄ではいかないミーハー娘たちです。 和風歴史ファンタジーといえばどうしても地味な作品が多いイメージですが、本作品はネタ的にもキャラ的にも多彩な力作です。 強いて欠点を挙げるとすれば、力作であることが諸刃の剣(杖?)であり、本がちょっと厚いことですか。
関連する文学賞
- ファンタジア大賞 第8回(1996年) ・準入選