作品情報
『魔魚戦記』は、吉村 夜の創作や批評の特色が表れた受賞作です。
『魔魚戦記』は、吉村 夜の作品として賞の対象になった一作です。物語、批評、詩歌、児童向け作品など各賞の分野に応じた表現を通じて、刊行当時の読者や選考者に強い印象を残しました。
書籍情報
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 2000-01-01
- ページ数
- 256ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784829129418
- ISBN-10
- 4829129417
- 価格
- 101 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
Amazon.co.jp: 魔魚戦記 (富士見ファンタジア文庫 105-1) : 吉村 夜, OKAMA: 本
レビュー
-
童話風SF
これでもかというくらいのスケールのでかさと、とぼけたキャラが魅力。 続編 ではレストとハーウィンが200億の難民という難問にぶち当たるんだけど、 子どもの想像力とそれを実現する巨大な力が直に結びついて解決に至る辺りが楽しい。 また基本的にはコメディなのに、(普通はこういう作風ならぼかすと思うんだけど) 描写の上ではわりとあっけらかんと人死にを描いている辺りがいいスパイスになっていた。
-
えすえふだよ。にんげんちいせぇよ。
『魔魚戦記』です。 壮大な宇宙の壮大なイキモノを描いた壮大なSFです。 ちょっと童話的な文体で描いているのもまた、壮大さの表現をサポートしています。 それと対比して人間の営みの矮小さを描いています。愛憎陰謀いろいろ渦巻いているのですが、壮大なものと比較するとそのあまりの小ささに笑えます。 人間が小せぇ、とは言いましたが、一人だけ例外が。 ヒロインのレスタンティです。 彼女はちびなのですが、壮大な宇宙に対して真っ向から向き合います。でも天然なのでちょっとズレているかも。 天然レスタンティの内包している壮大さこそが、この作品の一番の見どころ、かな。
関連する文学賞
- ファンタジア大賞 第11回(1999年) ・準入選