僕の下宿生活: 美母娘vs.女教師 (フランス書院文庫)
母娘の家に下宿することになった青年を中心に、幼なじみ、未亡人、女教師との関係が絡み合う官能小説。家庭内の近さと学校での接点が重なり、抑えていた思いが徐々に表に出ていく。
作品情報
近すぎる共同生活が、隠してきた欲望をほどいていく。
フランス書院文庫から刊行された成人向け文庫。受賞時タイトルのまま単行本化されており、紙書籍の ISBN は BookOff 商品情報と NDL 系書誌で確認できる。Amazon JP では同名書籍の流通が限定的だったため、ISBN-10/ASIN は ISBN-13 から換算して補完した。
レビュー要約
-
設定と人物配置の明快さが評価され、物語の推進力を楽しむ読者に向く。一方でジャンル色が強いため、題材への好みで受け止め方が分かれやすい。
書籍情報
- 出版社
- フランス書院
- 発売日
- 2014-08-25
- ページ数
- 336ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784829640265
- ISBN-10
- 482964026X
- 価格
- 129 JPY
「お・は・よ・う。朝ですよー、信幸くん」 目覚めた僕の前にはエプロンからこぼれる胸が! 同級生の家での下宿生活は三食賄い「初体験」付き!? 自慰を目撃し、家主の真理子さん(38)と結んだ姦係。 蒼さの残る躰で挑発する美娘(18)は純潔を捧げ、 僕の生活を心配した先生(25)まで家庭訪問に来て……
レビュー
-
新人のデビュー作としてはまずまず
フランス書院文庫の官能大賞に応募し、新人賞を受賞したうえでのデビューならば、その応募作であるならば、ひとまず上々の出来映えと言えるのではなかろうか。3人ヒロインながらそれぞれにちょっとずつフックを効かせるために紙面を細々と費やした結果、終盤以降ではやや取り纏めた感じが出ていたり、ヒロインの立ち位置とクライマックスの描写にズレを感じたり、何より意気込みが空回りして不要な描写や記述が所々にあったりする荒削りな面は散見されるのだが、それらは総じてテクニックや経験から自ずと修正されていく点ばかりでもあり、内容のあるドラマをきちんと構築しようと試みた結果と見たい。むしろ今後の伸びしろを感じたことの方が好材料とも言えよう。 【千春】 25歳の女教師 学校で千春が主人公の悩みを聞くところから物語は始まる。官能的な場面も最初に訪れるが、千春は最もサブなヒロインと言えよう。主人公の境遇に自身の過去をダブらせて同情とも憐憫とも言える感情が愛情に昇華したような好意を主人公には向けるのだが、その後の展開にはあまり絡まず、最後に生娘を卒業する(させられる?)くらいである。 【詩織】 18歳の幼馴染みで同級生 母娘ヒロインの娘の方だが、快活で勝気なツンデレ風味のキャラは最近ではややステレオタイプ化してきたところか。幼馴染みらしく主人公への想いが伝わらない不憫な一面もありながら、健気に頑張っているところもあって悪くない。 【真理子】 38歳の淑やかな未亡人は詩織の母 主人公の想い人は真理子である。訳あって真理子&詩織の母娘宅に同居することとなった主人公の、その秘めたる想いで悩むことが千春の、そして詩織との接近の要因となり、それは未亡人の空閨が満たされない真理子の悩みでもあったことが話の本線となっていく。本格的な登場は中盤からだが、真理子との場面が最も多く、官能成分も高い。 母娘に女教師を加えたことで学校内でも戯れの場面を設けることには寄与したものの、正直なところ千春の役割は詩織1人で賄うことも可能との印象が残る。千春に加えて詩織も実は生娘なのだが、破瓜の演出が劇的に異なるならばともかく、そうでもなければ生娘は2人も要らないであろう。何より千春との最初で最後の合体が巻き込まれるような4Pで、それが結末というのはクライマックスよりも蛇足感の方が強い印象でもあった。 ただし、キャラ立ちや官能描写の良さは感じたし、相応に淫猥度も高かったので、次作以降への期待は充分に持てる内容ではあったと思う。
-
これはこれで良いんじゃないかな
フランス書院のホームページから文庫で数ページ分の内容が閲覧できます。(平成26年9月21日現在) 読んでみて感触が良かったのを確認してから書店にて購入しました。 読み始めると、続きが気になって一気に読み切りました。 新人賞受賞作とのことであり、その評価に見合うだけの内容だと思います。 難点を言えば、熟女のシーンをもっと増やして欲しかったのと、多少荒削りな面が見受けられたところです。 ★4としたいところですが、次回作に期待しておまけで★5としておきます。
-
文章がくどくて長い
場面や動線やセリフのひとつひとつがくどくて長くて読みにくい。 読み飛ばしてしまうこともしばしば。 もっとテンポよく読めればいいのにと思うばかりで感情移入しにくかった。 各章のエッチは濃密でよかったと思うのに残念過ぎた。
-
帯書きにだまされた
帯に有名作家が賞賛のメッセージを書いている割にはつまらない内容でした。家主の熟女とその娘、担任の若い娘の3人が出てきますが、娘と担任とはそれぞれ1回しかいたしません。それも両人ともに処女なので、痛い痛いと言っているのがほとんどでげんなりです。 家主と娘とは、親子丼の関係になるのですが、家主が悩んだのも一瞬で、最終章では両人とも突然に色情キョウになって、担任と主人公を無理矢理SEXさせる暴挙に出ます。この母娘が仲直りして、最終章に至る過程が最大の山場なんじゃないの。そこをスルーしては、なんの意味もないと思う。 帯メッセージの「ゴトリ」は、家主のあそこからバイブが落ちた音なんだけど、この家主が主人公のベッドで昼間からバイブオナニーするのも、あまりに突然でついて行けなかった。もっと、伏線とかを起承転結とかの文章修行をした方が良いと思う。
関連する文学賞
- フランス書院文庫官能大賞 第12回(2013年) ・新人賞