作品情報
『流民の都市とすまい』は、上田篤の問題意識を作品の形で伝える受賞作です。
都市に移り住む人々の住まいと生活を通して、近代都市の形成と居住の問題を考察する建築・都市論。制度や計画だけでなく、暮らしの現場から都市を捉える。
レビュー要約
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刊行情報と受賞歴から、資料性や主題の明確さを評価できる。専門的な題材を扱う作品では、読者を選ぶ硬さもある。
書籍情報
- 出版社
- 木鐸社
- 発売日
- 1999-04-01
- ページ数
- 447ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 14.8 x 2.3 x 21 cm
- ISBN-13
- 9784833202091
- ISBN-10
- 4833202093
- 価格
- 5500 JPY
- カテゴリ
- 本/歴史・地理/日本史
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レビュー
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法制官僚の時代に黒幕として活躍した井上毅の物語
明治国家の形成に当たり、活躍した法制官僚は井上毅だけでなく、中江兆民、小野梓、田中耕造、馬場辰猪、等々大勢いるが、 何といっても井上毅が「明治14年の政変」で影の主役として演じた政変劇は印象的である。その結果、明治憲法を含め明治国家体制が決まり それが昭和の終戦まで続いた意義は大きい。しかもその当時は、本当の主役であった岩倉具視や伊藤博文は、黒幕として暗躍した井上毅の提言も含め活動を知っていたが、それ以外の人は(特に濡れ衣を着せられた福澤諭吉と彼を取り巻く福澤派の人間は)全く井上の存在と暗躍ぶりを知らなかった。そしてその事実が世の中に知られるようになったのは、昭和20年代になってからで、井上毅の親族が井上家の秘蔵資料を公開してからである。そういう意味で明治国家の形成に携わった法制官僚の人々の活躍ぶりを本書で読んでいただきたいと思う。
関連する文学賞
- 毎日出版文化賞 第39回(1985年) ・受賞