作品情報
野間児童文芸新人賞で評価された、小風さちの表現を伝える一作です。
『ゆびぬき小路の秘密』は、野間児童文芸新人賞の1994-1回で取り上げられた作品です。小風さちの関心や筆致がうかがえる作品として、同賞の文脈のなかで読まれてきました。
書籍情報
- 出版社
- 福音館書店
- 発売日
- 1994-04-30
- ページ数
- 448ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784834001761
- ISBN-10
- 4834001768
- 価格
- 329 JPY
- カテゴリ
- 本/絵本・児童書/読み物/童話・文学
不思議なボタンの力で時間をさかのぼってしまった少年バートラムは、ボタンの謎を追ううち昔気質の仕立屋のおばあさんを知るようになった……2人の奇妙な交流を描く時間ファンタジー。 自分で読むなら:小学高学年から
レビュー
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何度も読み返したい名作
ラジオでこの本のことを知って購入しました。 子どもの頃に返ったようにワクワクして一気に読んでしまいました。 先が読めるようで読めない、もどかしい感じがたまりませんでした。 もってたくさんの人に読んでもらいたい名作です!
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イギリスの魅力いっぱいの素敵なファンタジー
外国の児童文学のよう。著者が日本人とは思えない。イギリスの魅力とタイムファンタジーの面白さにあふれた作品です。
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心温まる素敵なお話です!
このお話は、『それはなにもかもバートラムがサウスウッドの町に越してきてから、たった2ヶ月の間におきたことだった』ではじまります。越してきた日にバートラムがゆびぬき小路の古着屋で母親に買ってもらった濃いグレーのコートの真中のボタンには、不思議な力が秘められていました。読者もこのボタンの力で、ぐいぐいとゆびぬき小路に迷い込んで行き、バートラムと一緒に秘密の扉をドキドキしながら、一つずつ開けていくことになります。そして、最後にとても素敵なものに出会えて心が温かくなりますよ。
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心惹かれて
この物語に出会ったのは、今から10年前。小学校6年生の頃です。図書館で見つけて、自然と心が吸い寄せられました。 人は、自分が読みたい本を求めるものですが、本も人を呼んでいるんだな、と思いました。 このお話の主人公は、11歳の少年バートラム。彼が古着屋で買ってもらった、不思議なボタンがついたコートを着ることによって話が展開していきます。 それは、少年と、そのコートを作った仕立て屋、過去に生きていた人々をつなげるきっかけとなるのでした。 作者の描写には、読み手を作品に引き込む力があります。活字を追っているだけで、サウスウッドの町に咲く水仙の花の香りや、ノッティンガムの街並みを眺めている気分になります。 大人になった今でも、私はゆびぬき小路に行きたくなります。
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予想外の良さ!!
福音館文庫だから買ってみたものの、著者の名前は全く知らず、正直さほど期待してもいませんでした。 しかし! びっくりするほど面白かった。小学校高学年以降くらいを対象としたイギリス児童文学がお好きなら、即買いです。内気な少年と気難しいおばあさんという組み合わせに惹かれるなら、もう絶対にお勧め。ファンタジーが好きな人も苦手な人も読みやすい・・というくらいのソフトなファンタジーです。この本が話題にならないのは不思議だな〜。
関連する文学賞
- 野間児童文芸新人賞 第32回(1994年) ・受賞