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under 異界ノスタルジア (電撃文庫 せ 2-1)

電撃小説大賞

under 異界ノスタルジア (電撃文庫 せ 2-1)

瀬那和章

死後に広がる異界と、それに引きずり込まれる人々を追うサイコミステリー。深夜の駅やコインロッカーの気配が不穏に響く。

怪異ミステリー異界失踪ダーク

作品情報

深夜の駅で、少女は異界に引きずり込まれた。

第14回電撃小説大賞銀賞受賞作。電撃文庫より2008年2月10日発売、文庫判312ページ。異界と現世の境目をめぐるサイコミステリー。

レビュー要約

  • 不気味な空気感と、異界のルールを追う緊張感が支持される。ダークな設定を楽しむ読者に向く。

書籍情報

出版社
メディアワークス
発売日
2008-02-10
ページ数
312ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784840241632
ISBN-10
4840241635
価格
341 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

深夜の駅。 人気のないコインロッカー。 そこで一人の少女が闇に引きずり込まれ姿を消した――。 人は死ぬと “異界” に落ちる。 それがこの世界のルール。 だが、未練を残して “異界” に落ちた魂は、異形の姿となり現世に戻り、世界の侵食を引き起こす。 失踪中の兄から届いた手紙により、世界のバランスを保つ “異界使い” の存在を知った霧崎唯人。 兄の行方と少女の失踪の謎を追う内に出会う、“闇” の世界。 狩る者と狩られるモノ―― 狂気に満ちた饗宴の後に、暴かれる真実とは……。 深紅の悲しみに彩られたサイコミステリー。

レビュー

  • 毛色は違うが確かに瀬那作品ではある

    「 レンタル・フルムーン〈1〉第1訓 恋愛は読みものです (電撃文庫) 」、「 可愛くなんかないからねっ! (電撃文庫) !」という後発の2シリーズを読んでから遡ってのレビュー 色々と思う所はあれども、作品全体に漂う雰囲気が気に入ってデビュー作への遡りでしたがかなり意外な作風でした 後発2シリーズが基本的には温かみを感じる作風だったのに対し、本作はかなりダークでシリアスな作風となっています 登場人物がかなり凄惨な形で死んだり殺されたりしますので、その手の暴力的な描写が苦手な方には難しいかもしれません 物語は主人公の高校生・唯人が失踪した兄の依頼により得体の知れない探偵事務所に手紙を届ける所から始まります。 これをきっかけに日常の側の住人であった唯人が知られざる異世界の存在を知るに至り、探偵事務所の奇妙な面々と異世界に 関わる様々な事件に巻き込まれるというのが主なプロットとなっています この辺りは満月堂や歌使いの神社に主人公がに関わって異界の存在に触れるという後続のシリーズでも見られるパターンを 踏襲しています(このシリーズがデビュー作である事を考えれば他シリーズが踏襲している訳ですが)。それ以外にもメインの ヒロインが異世界に深く関っている事情を一人で抱え込んでいるという部分も含めて瀬那作品のプロトタイプとみられる部分は そこかしこに見られます ただし、一冊にまとめるには様々な要素を盛り込み過ぎるという悪癖もデビュー作である本作には明らかに見られます むしろデビュー作という事で方に力が入り過ぎているのかミステリ的な要素まで盛り込んであり、しかも伏線が露骨過ぎる上に 終盤の展開が駆け足過ぎて読者に消化不良を感じさせます 読みやすい文章や丁寧な描写などはデビュー作としてはかなりのレベルではあるのですが、同時に後のシリーズでも感じられる 欠点も色濃く出てしまっている作品です。後発のシリーズが気に入って、多少の粗があっても瀬那作品を読んでみたいという方には 一読する価値があると言えるかもしれません

  • 新人作家らしい話

    典型的なホラーっぽい冒頭が来たと思ったら、B級アクション映画に登場しそうなキャラクター たちが能力バトルを始め、仰々しい設定が次から次へと出てくる… どうしたらいいんだ…と何度も置いていかれそうになりつつも、文章のスピード感に引きずられるように読了しました。 なんというか、いろいろなものを詰め込みに詰め込んだなあ…という感じでした。 頑張りすぎて過剰装飾気味です。読んでてゲップが出そうな… 一つ一つのシーンは鮮烈な印象を残すのに、全体的な焦点はぼやけているという座りの悪さ。 しかしライトノベルのデビュー作には、このようにちょっと無茶してほしいというか 冒険してほしいというような思いも少しあり、そういう意味ではそれなりに楽しめた ような気がします。

  • 強烈インパクト(下品さが)

    異界が日常を侵食し、日常は異界を利用する 文章は アクション描写は鮮明に派手に グロい場面はとことんグロく といったように『力強い文章』の印象を受けました 最終的な展開はミステリー物に慣れている人には物足りないかもしれません 最後にこの作品の長所&短所はレビュータイトルの『下品さ』だと感じました。ですので敢えて星一つ減点します。 会話がいっぱいいっぱい下品で「寝る」「イく」とバリエーション豊かです、本当に しかし私にはそういった要素は新鮮でいいスパイスかなと良い意味で感じました(※この「感じ」は下品な意味ではありません) 内容、ジャンル、趣向……と好みに左右される作品かもしれませんが、私にはこの本を読む事が出来て良かったと感じる『異色』で『イロモノ』な作品でした

  • 久々の当りでした

    なかなかいいのがなく適当に二巻と一緒に買いました 内容はホラーというか精神モノですねスカイハイや地獄少女、少し違うけどサイレントヒル的なものです。萌えは期待しないほうがいいですね 死後人はどうなるのかとか人の醜さがたっぷりです。 万人受けはしないでしょうが確実に良作です、おすすめ!

  • 冒頭の部分に惹かれて

    毎年大賞を買っているのだが今回は趣味が合わなかったので そして金と銀を立ち読みして冒頭の部分で一番ひかれたこの作品を買った。 感想としては”異界”の設定はよかったが、最後の展開が 半分を過ぎたくらいで予想できてしまったのが残念。 サイコミステリーと帯にあったので、ミッシング並みの物を期待したが そんなにオカルトでもなくちょっと物足りなさを感じた。 批判的なことばかり書いてましたが、テーマや設定は良いと思うのでこれからもがんばって もらいたいです。 終わりを読む限り、続編を出す気満々っぽいのでこれからに期待したいと思います。 最後に ノインがブラック○グーンのレ○ィに変換されてしまうのは私だけではないはずだ・・・。

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