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くびすじの欠片: 野口あや子歌集

現代歌人協会賞

くびすじの欠片: 野口あや子歌集

野口あや子

短歌の定型に日常の感覚と現代的な孤独を映し、断片的な場面から生の輪郭を立ち上げる歌集。平易な言葉の奥に、身体感覚と時間の重なりが見える。

短歌日常感覚孤独身体

作品情報

『くびすじの欠片』は、短歌の定型に日常の感覚と現代的な孤独を映し、断片的な場面から生の輪郭を立ち上げる歌集。

短歌の定型に日常の感覚と現代的な孤独を映し、断片的な場面から生の輪郭を立ち上げる歌集。平易な言葉の奥に、身体感覚と時間の重なりが見える。

レビュー要約

  • 設定や語り口の個性を評価する声がある一方で、展開の癖や文体の濃さを読む人によって重く感じる場合もある。

書籍情報

出版社
短歌研究社
発売日
2011-07-01
ページ数
135ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784862721327
ISBN-10
486272132X
価格
1743 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

Amazon.co.jp: くびすじの欠片: 野口あや子歌集 : 野口あや子: 本

レビュー

  • 短歌研究新人賞歌人の歌集を拝読中。

    #野口あや子 #短歌 みずいろの風がまぶたを撫でるからゆっくり握る朝顔の種 #返歌 砂けむり髪を揺らして通り過ぎ水と蒔こうよ朝顔の種

  • 鮮やかな場面

    わらわらとヤンキーは来てわらわらと去れりコップに歯形をつけて マクドナルドのバイト時代に作ったというこの歌。 ヤンキーという現代語とわらわらという古い言葉がぴったりくるのがおかしい。 人の行動パターンは今も昔も変わらない。そう、日本語という言葉が日本人そのものなんだ、と思った。 野口さんがそんなことをを表現したかったとは思えず、そこに彼女の才能を感じる。 ぬばたまのオイルに沈むポテトたちかりんかりりんただ鳴りながら 校庭を染める夕焼け とてつもなく不埒な声で君を呼びたい どのおとこも私をあいしませんように父の背中に塗るステロイド あこがれはだれもが持つと知り母のピンクの口紅おそろしくなる コンビニの募金ケースに幾枚ものレシートが捩じ込められており 地下鉄を出たらまず手に確かめる短銃のごと携帯電話 先生と呼ばなくて済むカフェにいて無罪になりたい自分に気付く 野の花を手折りて髪にさすここち君に短きレスを返せば ひとつひとつの歌が鮮やかな映像を我々に与えてくれる。

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