作品情報
生活の手ざわりから、結婚と死を見つめる第三歌集。
『すずめ』に続く藤島秀憲の歌集。日々の食卓、移動、結婚、介護、別れをめぐる歌が、人生の後半に差しかかる時間の濃淡を映し出す。第18回前川佐美雄賞受賞作。
レビュー要約
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生活詠の具体性と、結婚や介護をめぐる時間感覚の切実さが評価されている。身近な場面を扱いながら、読者に背景を想像させる余白が作品の強さになっている。
書籍情報
- 出版社
- 短歌研究社
- 発売日
- 2019-10-11
- ページ数
- 196ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 14 x 1.9 x 19.5 cm
- ISBN-13
- 9784862726247
- ISBN-10
- 4862726240
- 価格
- 1694 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/詩歌/歌集
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レビュー
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慰められる歌集
歌集というものは何処から読んでもいいが、何ページ読み進めたからと言って物語が分かって来るというものでもない、ただ本人のその時々のため息だったり、泣き言だったり、希望だったり、人生の日常の断片が脈絡の無いままに書きつづられていて「そうだよなー」と漏らしたくなる一首と出会う。この歌集の内容から60歳近い非正規社員?アルバイター?助け合う伴侶とのめぐり逢いを飾らず悪びれず歌にしている。結婚式に於ける職場の上司の挨拶程度で、じつわ誰も聞いてない訓話めいた眉唾物が目立つ昨今の歌の中で新鮮な感じを受けた。定年になってから惚け防止に短歌を始めた私などとは違う、本当に「腹を空かした歌人」が居ると思い今後も注目して行きたい。
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表紙の異様さそのままの作品
もともと藤島さんの短歌が好きでかったものだから、この歌集に出会えたことはしても、良かったと想いました。
関連する文学賞
- 前川佐美雄賞 第18回(2020年) ・受賞