作品情報
遠い都市に暮らす身体が、俳句の定型を通して季節と自己の輪郭を確かめていく句集です。
左右社から2024年に刊行された第一句集です。角川俳句賞受賞作を含む句集として確認でき、出版社公式ページと書誌データで ISBN-13 と ISBN-10 を照合しました。日本の紙書籍のため ASIN は ISBN-10 と同値で補完しています。
レビュー要約
-
生活の細部をみっしり捉える句と、リズムに乗って一気に開ける句の幅が評価されている。読後には、作者がどのように世界を見ているかが身近に伝わる。
書籍情報
- 出版社
- 左右社
- 発売日
- 2024-08-08
- ページ数
- 192ページ
- サイズ
- 0.2 x 11.2 x 18.6 cm
- ISBN-13
- 9784865284188
- ISBN-10
- 4865284184
- 価格
- 1600 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/詩歌/詩集
第28回現代俳句新人賞、第63回角川俳句賞受賞の著者・待望の第一句集。 月野ぽぽなはニューヨークに暮らして、俳句という最短定型の民族詩を、日本人である自分の体(私は肉体とも身心とも言う)で消化しようとしている。ーー金子兜太 〈収録句より〉 街灯は待針街がずれぬよう 鳥よりも高きに棲むを朧という ぶらんこの鉄に戦歴あるだろうか 母を地に還し椿の蕊そろう ピッチカート蛍ピッチカート蛍 草の先から夕焼のひとしずく エーゲ海色の翼の扇風機 一匹の芋虫にぎやかにすすむ 月を見るおいしい水を飲むように 途中下車してしばらくは霧でいる 初冬やヘブライ文字は火のかたち 凍つる夜をピアノの音の密ひかる もうすぐで雪のはじまりそうな肌 ゆらゆらと初湯のところどころ夢 待春の自由の女神前のめり 【目次】 序に代えて 金子兜太 Ⅰ 待針 Ⅱ ぶらんこ Ⅲ 一枚の雨音 Ⅳ 前のめり Ⅴ エーゲ海 Ⅵ 見えないもの Ⅶ 鼓膜 あとがき 【別冊栞】 安西篤「翼の記憶も新たに」 こしのゆみこ「雫になる途中」 日下部直起「異郷の幻想」 仲寒蟬「真のコスモポリタン」 鴇田智哉「うつろい、消えるもの」
月野ぽぽな 1965年 信州伊那谷生まれ 1992年より 米国ニューヨーク在住 2002年 句作開始 2004年 「海程」入会 金子兜太に師事 2010年 第28回現代俳句新人賞受賞 2017年 第63回角川俳句賞受賞 現在 「海原」「豆の木」「青い地球」「平」同人 現代俳句協会会員
レビュー
-
素晴らしい!
この方にはこんなふうに世の中が見えていらっしゃるのだなあ、とちょっと感動しました。好きな俳人さんです。
-
新進気鋭の俳人
繊細かつ広角的視野で、読む人の心を打つ名句ぞろい。分かり易い句が多く、何度も読み返します。共感する句が多いです。
-
コンパクト
二回目の購入です 製品には満足しています コンパクトなので保管場所に困らないです
関連する文学賞
- 角川俳句賞 第63回(2017年) ・受賞