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わが友、シューベルト

芸術選奨新人賞

わが友、シューベルト

堀朋平

資料を丹念にたどりながら、シューベルトの生涯と作品の背景を、親密さと高い解像度で描き出す大著。

シューベルト音楽史伝記ウィーン

作品情報

シューベルトを「友」と呼びうる距離まで近づける、密度の高い音楽書。

19世紀初頭のウィーンを往還しながら、親密さ、神、愛、成熟といった主題からシューベルト像を組み立て直す。

書籍情報

出版社
アルテスパブリッシング
発売日
2023-02-22
ページ数
648ページ
サイズ
14.8 x 3.3 x 21 cm
ISBN-13
9784865592634
ISBN-10
4865592636
価格
6600 JPY
カテゴリ
本/エンターテイメント/音楽/音楽一般

近年めざましい進展をみせるシューベルト研究の 中心人物による記念碑的労作が誕生! 各界から絶賛の声が届いています── 伊藤亜紗(美学者) 「喜劇的なのに厳密 批評的なのに猥雑 伝記的なのに哲学 砂ぼこりも匂いも味もする圧巻の歴史音楽絵巻!」 河村尚子(ピアニスト) 「推理小説のようにスラスラ読める── 絵画・文学・哲学などから人物像と背景を次々に解き明かす。 この一冊であなたのシューベルト解釈がきっと変わる!」 山田和樹(指揮者) 「これほどまでにシューベルト愛にあふれた人がかつていただろうか。 人間味たっぷりな作曲家の魅力にぐっと近づける一冊!」 「幸薄い早世の作曲家」という従来のイメージを覆し、 「自らの欲求に衝き動かされ、めまいのするような愛に満たされて生きた人」として、 いまだかつてないシューベルト像を提示する画期的な研究、ついに公刊。 シューベルトの生きた時代を追体験し、その無意識の領域にまでせまるべく、 手を伸ばした情報の幅広さと密度はまさに圧倒的。 数多くのカラー図版を掲げながら、従来にない解像度で描きだす作曲家の実像は、 まさに「わが友」というべき親密さに到達している。

堀朋平(ほり・ともへい) 1979年生まれ。2002年、国立音楽大学音楽学学科卒業。2004年、同大学院修士課程音楽研究科修了。 2013年、東京大学大学院人文社会系研究科後期博士課程修了。文学博士。 日本学術振興会特別研究員PDを経て現在、国立音楽大学・西南学院大学ほか講師。 著書に『〈フランツ・シューベルト〉の誕生―喪失と再生のオデュッセイ』(法政大学出版局、2016年)、 編著に『バッハ キーワード事典』(春秋社、2012年)、 訳書に『フランツ・シューベルト──あるリアリストの音楽的肖像』(アルテスパブリッシング、2017年) 共訳書にH.シェンカー『ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第28番 批判校訂版』(音楽之友社、2015年)、 E.&P.バドゥーラ=スコダ『新版 モーツァルト―演奏法と解釈』(同、2016年)などがある。

レビュー

  • 独特のアプローチで飽きさせません

    既存の様々なシューベルト関連書物と異なり興味深い内容の力作かなと思います。改めてシューベルトとは何者なのかと考え直すきっかけとなりそうです。ありがとうございます

  • 思ったより難解

    私には難しすぎましたが、シューベルトを勉強している人には良い本かなと思います。

  • 「ローマ人の物語」に比する誘いと読みごたえのある楽しい一冊

    装丁が工夫されていて10章600頁の内容に比して重くなく、美しい図版と、いつもながらとても丁寧で読みごたえのある語りが楽しい一冊です。 あとがきにあるアルテス編集者木村元さんとのやりとりにも隠喩的に出てくる、ローマ史家の塩野七生さんのエッセンス(歴史と哲学と人々)を、シューベルトの時空時代を第一主題に、ある時は思い切り副次主題に舵を切り、今やその名のみ知られているヨーロッパ史の精神的な命題(テーマ)を、遺跡巡りの名ガイドのように誘い、どの章にもそれぞれの特性を持って、旅人たる読者に何かしらの追体験を与えてくれます。 シューベルトのみならず、その周辺や志向の先にある世界を百科全書なみに教えてくれる「わが友」な一冊であるとともに、著者の活躍されている足跡の記録としても貴重な一冊です。

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