M&A神アドバイザーズ
企業買収と事業承継の現場を題材に、専門家たちが利害の絡む案件に向き合う経済小説。数字だけでは割り切れない経営者の思い、会社を残す決断、交渉の緊張を物語として描く。
作品情報
会社を売ることは、数字では測れない思いを受け渡すことでもある。
エネルギーフォーラム刊。第5回エネルギーフォーラム小説賞受賞作として刊行された経済小説で、M&Aアドバイザーの仕事を通じて中小企業の承継、買収交渉、関係者の葛藤を描く。
レビュー要約
-
専門的な題材を小説として読ませる点が特徴で、企業買収や事業承継に関心のある読者に届きやすい。物語性よりも実務の空気を知る入口として受け止められている。
書籍情報
- 出版社
- エネルギーフォーラム
- 発売日
- 2019-03-04
- ページ数
- 228ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13 x 2 x 18.9 cm
- ISBN-13
- 9784885554995
- ISBN-10
- 4885554993
- 価格
- 1540 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
Amazon.co.jp: M&A神アドバイザーズ : 山本 貴之: 本
レビュー
-
素晴らしすぎる傑作! エンターテイメントで「M&A」を物語る!
アニメチックな表紙に刺激的な題名。 いざ読み始めると、物語の世界にぐいぐい引き込まれ数時間で読み終えました。 一言でいうと、大変な傑作です。 わずか228ページの中に、エネルギー業界の現状を反映した様々なM&A案件があり、 麗しい恋があり、主要な登場人物の興味深い過去の経歴が紹介され、 さらには、巻末に、専門用語の解説まで用意されています。 これらの要素を、作者は熟練の力技で、一つの見事な物語に構成しました。脱帽です。 まさに、稀代のストーリーテラーの面目躍如です。ぜひ、次作を期待したいところです。 なお、作者は、同じ出版社から新書で『M&Aアドバイザー』『M&Aの「新」潮流』という専門書を、 執筆・監修されています。 この小説を読みイメージをつかんだ後で、上記の新書を読めば、M&Aに対する理解がより深まると思います。
-
楽しみながら読めるM&A実用書
4月から会社の経営企画セクションに異動することとなり、手軽に読めるM&Aの本ということで購入しました。 読んで正解でした。 まず、小説としてとても面白く一気に読めました。軽快なテンポでストーリーが進み、登場人物のキャラクターもユニークでライトノベル感覚で楽しめました。 M&Aの実務書としてもいろいろな買収や売却、投資の話も出てきて、しっかりとした脚注もついてとても役に立ちました。 ただ、こんな風に上手くいくのか…とも思いましたが、実際に上手く行くケースはこんなものかも知れないとも思いました。 社会人だけでなく、これから企業人を目指す学生さんにもオススメです。
-
楽しく読めました
地方のガス会社の若手社員が、新社長の肝いりで始まった経営改革のチームに抜擢され、個性豊かなチームメイトとともに奮闘します。 ビジネス・ライト・ノベルと銘打っている通り、とても読みやすいです。ストーリーを通してM&Aを駆使した経営改革というのはこうやるのかと分かりました。ただ、教科書的な感じはなくエンタメとして楽しめました。企業小説にありがちなドロドロした部分が少なく、ポジティブなトーンで書かれているところも良かったです。