日本の文学賞

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誰もこの涙に気づかない

民主文学新人賞

誰もこの涙に気づかない

杉山成子

夫の暴力から逃れ、愛息との別離の悲しみを抱えながら、人間として女性として自立しようとする主人公を描く連作短編集。受賞作と続編を収め、DVをめぐる緊迫した状況と回復への意志を描出する。

DV女性の自立母子回復

作品情報

暴力から逃れた女性の悲しみと自立への意志を描く。

第18回民主文学新人賞受賞作を表題作とし、続編「忘れものは重かった」を収録した同時代社刊の連作短編集。DV、離別、自立をめぐる切実な物語として刊行された。

レビュー要約

  • 暴力から逃れた女性の緊迫した心理と、悲しみに耐えながら立ち上がろうとする姿が評価されている。社会的な題材を個人の痛みとして描く点に力がある。

書籍情報

出版社
同時代社
発売日
2022-10-06
ページ数
160ページ
言語
日本語
サイズ
18.8 x 12.8 x 1 cm
ISBN-13
9784886839329
ISBN-10
4886839320
価格
1200 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品

第18回民主文学新人賞受賞作「誰もこの涙に気づかない」と続編「忘れものは重かった」を収録した連作短編小説集。

1958年東京都生まれ。千葉大学教育学部卒業。1983年から20年間、雑誌・新聞記者。いくつかの非正規職を経て、2013年~2018年、医療介護福祉法人グループ機関誌編集長。2021年、民主文学新人賞受賞を機に執筆活動に専念。

レビュー

  • 私も経験者なので人ごとでなく、いっきに読みました。

    面白かったなどと表現すれば語弊がありますが、私も経験者なのでいっきに読みました。ただ惜しむらくは、著者は経験されなかったので書いておられないのだと思いますが、モラハラ行為には「洗脳」効果があり、モラハラから逃れた後でも不安や動揺が続きます。つまり「支配」が無くなった状態の下では、自分の考えや行動を決められなくなっているのです。著者はこの点については語られなかったように感じます。

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