作品情報
歩いていくことの輪郭を、やわらかく言葉にする。
ミッドナイト・プレスからの刊行を確認できる詩集。短い表現の積層が中心。
書籍情報
- 出版社
- ミッドナイト・プレス
- 発売日
- 2020-07-29
- ページ数
- 112ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 21 x 14.8 x 2.5 cm
- ISBN-13
- 9784907901226
- ISBN-10
- 4907901224
- 価格
- 2200 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/詩歌/詩集/現代詩
『そして君と歩いていく』は、岡田幸文の第三詩集となります。 『あなたと肩をならべて』『アフター ダンス』をまとめて以来、約三十年の月日が流れています。この間、詩のそばで生きながらも、詩を書くことはありませんでした(個人誌「冬に花を探し、夏に雪を探せ。」を出すことになった理由の一つは、詩を書きたくなったからだと言っていました)。詩を書かなかった日々、岡田は、すぐれた一篇の詩を世に伝える「仕事」をひたすら続けていたように思います。 「詩の新聞 midnight press」の編集後記には、イタリアの詩人、ウンガレッティの言葉を紹介している箇所があります。 「まさに詩だけが——私はそれを恐ろしいまでに学び取ってきた、そして、身に沁みて知っている——わずかに詩だけが、どれほどの悲惨が押し寄せてきても、自然が理性を支配しても、人間がおのれの作品をかえりみなくなり、たとえ《元素》の海に漂っていると誰もが気づいたときにも、まさに詩だけが、人間を回復できるのだ」と。 そして、岡田の言葉は次のように終わっています。 「こういう応答、練り直しこそ、詩のそばで語り、そして生きることだろう。」と。
岡田幸文(おかだ ゆきふみ)一九五〇年七月二十九日 京都生まれ。東京で育つ。詩集に『あなたと肩をならべて』(一九八二年 いちご舎刊)『アフター・ダンス』(一九八九年 ミッドナイト・プレス刊)。一九八八年 詩の出版社 ミッドナイト・プレスを創立。「詩の新聞」「詩の雑誌」「midnight press web」の編集を手がける。その生を通して「詩のそばで語り、そして生きる」(岡田の発言より)ことをつづけた。(二〇一九年十二月九日没)
レビュー
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現代の詩聖ですね
一読して驚愕しました。 これほどまでに、事物の根本に張り付いた詩を生み出せる人は、過去の日本には皆無でした。 こういう人を、詩聖といいます。 聞けば、既に故人だとか。 こういう人がほとんど世に出ずに亡くなってしまう、 そんな日本は、文化後進国です。
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ただ、詩のために生きた詩人の詩集。
詩集を読むこともなく、詩人を故意に貶める評価は慎むべき行為です。