作品情報
夫の死を抱えながら、身の回りの光景を透徹した眼で掬い上げる。
朔出版刊の句集で、第19回俳句四季大賞受賞作。
書籍情報
- 出版社
- 朔出版
- 発売日
- 2019-11-16
- ページ数
- 188ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.8 x 1.3 x 18.8 cm
- ISBN-13
- 9784908978302
- ISBN-10
- 4908978301
- 価格
- 2750 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/詩歌/句集
◆内容紹介 東日本大震災と決して無縁とは言えない夫との死別。 「黒き蝶」は夫の化身か。 齢を重ねるごとに、句は平明に、そして深みを増していく。 作句歴70年を超える「駒草」顧問の第五句集。 ◆『黒き蝶』自選10句抄 北窓を開き背文字を覚ましたる 家移りへ鰻屋のくる春夕焼 菊の香の葉より立ちたりみどり女忌 失つてしまへば兄に積もる雪 梅白し山かたむけて余震くる 黒き蝶庇をくぐる夕立かな 焼かれつつ魚の勢ふ深雪かな 弟の逝くとふ日記始かな 探し物してゐるうちに牡丹雪 いくつかの鉢に水遣る小晦日 ◆著者紹介 蓬田紀枝子(よもぎた きえこ) 昭和5年、仙台市生まれ。昭和20年阿部みどり女に師事、「駒草」入門。 平成6年から15年まで「駒草」主宰を継承し、現在顧問。 句集に『野茨』『一文字』『青山椒』『はんてんぼく』がある。 現在、俳人協会顧問、日本現代詩歌文学館評議員、日本文藝家協会会員。
関連する文学賞
- 俳句四季大賞 第19回(2020年) ・受賞