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本格推理委員会

ボイルドエッグズ新人賞

本格推理委員会

日向まさみち

小中高一貫校の古い音楽室に現れたという幽霊の噂から、学園の推理委員会が動き出す青春ミステリです。軽妙な学園設定の奥に、過去の事件と少年少女の葛藤が折り重なります。

学園ミステリ青春怪談の噂推理

作品情報

怪談めいた噂を追う委員会が、学園の秘密に近づいていきます。

第1回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。産業編集センター版として刊行され、後に角川文庫にも収録された作品で、学園の怪談を入口に本格推理と青春小説の要素を組み合わせています。

書籍情報

出版社
産業編集センター
発売日
2004-07-01
ページ数
380ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784916199621
ISBN-10
4916199626
価格
371 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

Amazon.co.jp: 本格推理委員会 : 日向 まさみち: 本

レビュー

  • 惜しい

    それが読後の感想である。 1 せっかくの個性的なキャラクターが活かされていない(勘の鋭い幼馴染や、下ネタ大好きの友達、引きこもりの母親など) 2 中盤の展開が遅い 主に上の二つが「惜しい」と感じた理由なのだが、それ以外は面白く読めた。 序盤は個性的な登場人物たちが盛り上げていたし、後半の謎解きも読みごたえがあった。 惜しいとは思ったのの、読んで後悔のなかった作品である。

  • 浅く多くに広げすぎ

    学校内で起きたトラブルを発端に,過去にあったいくつかの事件が繋がり, 主人公らが解決,乗り越えていくという,『青春ミステリ』に近い内容です. ひとつひとつの表現が冗長で,すべてにおいてまわりくどく感じます. 特に序盤は,設定や登場人物の紹介などに割かれて,物語が進みません. それに,友人など登場人物を増やした割には,あまり顔を出すこともなく, 特別な能力を持つという人物については,能力をはじめ活躍はまったくゼロ. また,事件をはじめ,問題を解決しようとする代表者的立場の人物も, ありきたりな説教を語るだけで,その押しつけや物言いはとにかく不快. 感情のぶつけ合いの場面でも,紙上に強い口調の言葉が並んでいるだけで, ひと言ひと言に重みを感じられず,薄っぺらさにどうもしらけてしまいます. それに,主人公をはじめ,登場人物らの抱える過去の問題にしても, 繋がるいくつかは消化不良のままで,掘りさげもまるで物足りません. 重い問題のはずが,登場人物のキャラクタ設定用に用意されたみたいで, そのため,途中から変わってしまった雰囲気に最後まで違和感があります. ほかにも,物語の進行において,どうしても不自然なところがあるなど, デビュー作という点を考慮しても,ちょっと粗が目立った作品に思えます. 全体的にもっと整理して,スッキリと読ませてもらいたかったです.

  • まっすぐな青春小説

    本格推理委員会とは、校内で起こった出来事を捜査する委員会です。 タイトルからして、本格ミステリを想定しがちですが、いわゆる成長小説です。 後ろめたさが事を大きくしてしまい、周囲を巻込んでしまうこと、誰にでも経験あると思います。 事件を捜査していくうちに、当事者も捜査する側も、自分自身の過去と向き合っていくことになります。 過去は決して変えることはできません。 でも、過去と向き合うことで前向きに生きていくことができます。 人とは傷つき傷付けるこで成長する生き物なのだと感じました。

  • 今後に期待をこめて

    期待はずれという評価が多いので、逆にそう悪いものではないだろうと思ってしまう。要は今後、面白い作品を生み出していってもらえばうれしい。ミステリーとしては切れ味が良くないが、スタート作品として発展していってほしい。読者としてそう思う。

  • 軽快な謎

    デビュー作と言うことでまだまだ荒い部分はあるにしても面白いと思いましたが。 この作品はライトノベルスのスタイルはとっているものの、ちゃんとミステリとして成り立たせてる、言い換えれば危ういところでバランス感覚がとれている楽しさというものがあると思いますよ。 人が死んだり、何か超常的なものがなければ話がなりたたないというわけではあるまいに。この小説はそのなんにもなさ具合が心地よいと思います。

  • 期待はずれ

    国内初の出版エージェントが選出した「受賞者」というので期待したのだが、騙された気分だ。 既存作品で出尽くしたキャラクター。 既存作品で読み飽きたストーリー。 新鮮味なし。 印象にも残らず。 メジャーなライトノベル新人賞に送ったのであれば、1次選考を通過するかしないかだろう。 内容よりもイラストで勝負という、本末転倒な印象すら受けた。

  • 学校の事件

    2004年に産業編集センターから出た単行本の文庫化。 第一回ボイルドエッグズ新人賞を受けた作品。著者は当時、京都府立大在学中の学生だったらしい。 ライトノベルとミステリを混ぜ合わせたような作品。殺人(も出ては来るが)などの凶悪な犯罪でなく、学校のなかの不思議とかいじめとかの問題を、謎解きと組み合わせている。 方向性としては面白いと思うが、登場人物の定型的なところが良くない。また、トリックも仕掛けるべき場所が間違っているのではないか。バランスが悪すぎる。 デビュー作という点を割り引いても、もう少し頑張って欲しい一冊だった。

  • ライトノベルのミステリ

    色々あってこの本を購入したのですが、 初めここのレビューの酷評に「え、つまんないの?」と思いましたが、 そんなことはなく、むしろ登場人物のキャラや心理等がおもしろく、展開も私としては面白くて満足でした。 私だけかもしれないですが、 犯人が以外な人物であったり、その人物の隠し方も面白かったです。 作者本人がオタクだからでしょうか、登場人物には若干の属性要素が含まれていたりしてよかったと思います。 ミステリとしてではなく、青春もののライトノベルとして読むとよいのではないでしょうか?

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