日本の文学賞

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川村 昭

かわむら あきら

Kawamura Akira

ペンネーム: 中里 明初期の短編で使用

プロフィール

性別
男性
生誕
1978-03-14 (福岡県福岡市)
国籍
日本
言語
日本語, 英語
居住地歴
福岡市(出生地) → 東京(在住) → ロンドン(留学・滞在)

経歴

職業
小説家, 短編作家, 脚本家
活動期間
2003年〜
影響を受けた人物
村上春樹, 遠藤周作, ヴァージニア・ウルフ
影響を与えた人物
高橋 舞, 田中 悠

学歴

九州大学
文学部 / 日本文学科
学位: 文学士
期間: 1997-2001
卒業年: 2001
国: 日本
在学中に短編を執筆開始
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン
大学院 / 比較文学専攻
学位: 修士(比較文学)
期間: 2012-2014
卒業年: 2014
国: イギリス
比較文学の修士課程修了

受賞歴

大和文学賞
2021
対象作品: 海の回廊
部門: 長編小説
主催: 大和文芸振興会
結果: 受賞
群像新人文学賞
2006
対象作品: 夏の方程式
部門: 短編
主催: 群像編集部
結果: 受賞
東アジア文学賞
2019
対象作品: 夜の方舟
主催: 東アジア文学協会
結果: ノミネート

受賞・候補エディション

芥川龍之介賞 1回登壇
  1. 受賞作: 美談の出発

    『美談の出発』は、川村晃の芥川賞受賞作。善意や美談として語られる出来事の背後にある人間関係のずれを見つめ、語りの出発点そのものを問い直す短編として読める。

    美談が始まる場所に、人間のずれと曖昧さが潜んでいる。

    芥川賞美談の裏側人間関係短編

作品

代表作

海の回廊

2020年 長編小説 320ページ

海辺の町を舞台に、失われた記憶を巡る家族の物語。過去と現在が静かに交錯し、海が語り部となる叙情的な長編。

記憶家族再生
映像化・舞台化
  • [映画] 海の回廊 / 中村 亮 (2023)
翻訳
  • 英訳(訳者:エミリー・カーター、2022年)
  • スペイン語訳(2023年)

夜の方舟

2015年 短編集 220ページ

都市の孤独と交差する短篇を集めた作品集。日常の隙間に潜む幻想と現実が柔らかく結びつく。

孤独都市記憶境界
映像化・舞台化
  • [舞台] 夜の方舟(舞台版) / 石井 志津 (2017)
翻訳
  • スペイン語訳(訳者:マルタ・ロドリゲス、2020年)

全著作

  • 夏の方程式(短編、2006)
  • 夜の方舟(短編集、2015)
  • 海の回廊(長編、2020)
  • 小さな灯り(エッセイ集、2012)
  • 冬の地図(中編、2009)
  • 断片たち(短編集、2022)

翻案

  • 海の回廊 — 映画化(2023)
  • 夜の方舟 — 舞台化(2017)

作品の翻訳

  • 海の回廊 — 英語、スペイン語訳あり
  • 夜の方舟 — スペイン語訳あり

作風・主題

文体
静謐で抒情的な文体内面の細密な描写時間の層を響かせる語り
頻出モチーフ
記憶の断片喪失と再生

評価・遺産

海や記憶をめぐる主題を通じて、現代日本文学に叙情的な語りを持ち込んだ作家として評価されている。若手作家への影響も強く、映像化や舞台化を通じて読者層を広げた。

記念館・博物館

  • 川村昭記念文学館 福岡県福岡市中央区大名1-1-1 2024年開館

関連学会

  • 日本近現代文学会

資料所蔵先

  • 九州大学人文系アーカイブ(草稿・手稿一部所蔵)

大衆文化への影響

  • 映画化により一般層への認知が広がる
  • 書籍の一部が教育課程で題材に使われることがある

引用

  • 海は忘れることも、思い出すことも許してくれる場所だ。
    出典: 海の回廊(小説) (2020年)
  • 夜の静けさは、誰も拾わない小さな物語で満ちている。
    出典: 夜の方舟(短編集) (2015年)

豆知識

  • 福岡出身。幼少期に海辺で過ごした経験が作風に影響を与えている。
  • 執筆時は散歩を日課とし、散歩中に着想を得ることが多い。
  • コーヒーを好み、作業中には必ず淹れるという。