日本の文学賞

← ホームに戻る

新井 満

あらい まん

Arai Man

別名: 滿(本名:みつる)
ペンネーム: 新井満作家・芸名として使用

プロフィール

性別
男性
生誕
1946-05-07 (新潟県新潟市)
死没
2021-12-03 (函館市内の病院) 75歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
新潟県新潟市 → 東京都 → 北海道亀田郡七飯町(晩年)

経歴

職業
著作家, 作詞作曲家, 歌手, 写真家, 環境映像プロデューサー, 絵本画家
活動期間
1971年〜2021年
所属
電通, 日本ペンクラブ(常務理事)
所属団体
日本ペンクラブ

学歴

上智大学
法学部
国: 日本
上智大学法学部卒業

受賞歴

野間文芸新人賞
1987
対象作品: ヴェクサシオン
主催: 野間文化財団
結果: 受賞
芥川龍之介賞
1988
対象作品: 尋ね人の時間
主催: 芥川賞選考委員会
結果: 受賞
日本レコード大賞(作曲賞)
2007
対象作品: 千の風になって
部門: 作曲賞
主催: 日本レコード大賞実行委員会
結果: 受賞
日本レコード大賞(特別功労賞)
2022
主催: 日本レコード大賞実行委員会
結果: 没後受賞
松山市長賞
2000
対象作品: この街で
主催: 松山市
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: ヴェクサシオン

    『ヴェクサシオン』は、新井満による文学作品で、野間文芸新人賞の受賞作です。

    『ヴェクサシオン』は、新井満の受賞歴を語るうえで欠かせない一作です。

    人間記憶時代
芥川龍之介賞 1回登壇
  1. 受賞作: 尋ね人の時間

    『尋ね人の時間』は新井満による受賞作です。受賞時に評価された主題、語りの調子、人物や場面の立ち上げ方を通じて、作者の関心が凝縮された作品として読むことができます。

    『尋ね人の時間』は、受賞時に注目された表現の核を手がかりに読み解きたい作品です。

    純文学記憶人間関係

作品

代表作

ヴェクサシオン

1987年 小説

都市生活の心象を詩的に描いた長編小説。第9回野間文芸新人賞受賞作。

都市孤独記憶

尋ね人の時間

1988年 短編/小説

現代の都会生活に生きる人々の心象を詩的な物語性で繊細に描いた作品。第99回芥川賞受賞。

都市孤独人間関係
映像化・舞台化
  • [音楽アルバム] 尋ね人の時間(アルバム) (1989)

千の風になって

2003年 歌曲/詩

英語の詩『Do not stand at my grave and weep』を日本語訳し作曲した歌。秋川雅史らのカバーで国民的に広まった。初版はCDと訳詩を掲載した書籍で刊行。

慰霊癒し
映像化・舞台化
  • [ラジオドラマ] 千の風になって(ラジオドラマ)
  • [テレビドラマ] 千の風になって(テレビドラマ)
  • [劇映画] 千の風になって(劇映画)
翻訳
  • 英語原詩『Do not stand at my grave and weep』の日本語訳と楽曲

にちようびだゾウ!

1983年 創作えほん

子ども向けの創作絵本。ユーモラスでやさしい語り口が特徴。

子ども家族想像力

海辺の生活

1991年 小説

海辺の風景とそこに生きる人々を静かに描いた作品。

自然回想場所の記憶

カメラマンと犬

2002年 小説 / エッセイ

写真や人間関係をめぐる短編・随筆を収めた一冊。

写真友情

全著作

  • にちようびだゾウ!
  • ヴェクサシオン
  • 尋ね人の時間
  • サンセット・ビーチ・ホテル
  • 海辺の生活
  • カフカの外套
  • オンフルールの少年
  • 朝のパンセ
  • エッフェル塔の黒猫
  • 黒い傷のある部屋
  • カメラマンと犬
  • 月子
  • 朱鷺のキンちゃん空を飛ぶ
  • 千の風になって(詩と楽曲)
  • 希望の木

翻案

  • 千の風になって — ラジオドラマ・テレビドラマ・劇映画化
  • 万葉恋歌(編曲) — 小林幸子による歌唱・NHK紅白出演

作家による翻訳

  • 般若心経(自由訳)
  • サムエル・ウルマン『青春とは』翻訳
  • ブライアン・ワイルドスミス『くまごろうのだいぼうけん』翻訳
  • ジョン・レノン/オノ・ヨーコ『イマジン』翻訳
  • 老子(自由訳)
  • 十牛図(自由訳)
  • 良寛(自由訳)

作風・主題

文体
詩的で叙情的な文体物語性を持った短編・中編の構成音楽的・映像的イメージを取り込む表現
頻出モチーフ
自然(風、木、海)死と再生郷愁・故郷音楽と歌

健康

  • 幼少期の病弱・重病による入院
    幼少期
    生死を彷徨う経験が創作観や人生観に強い影響を与えた
  • 誤嚥性肺炎
    2021-12
    2021年12月3日に誤嚥性肺炎のため死去(死因)

評価・遺産

現代都市人の心象を詩的に描く作家として評価される一方、『千の風になって』の大ヒットにより音楽・葬送文化にも大きな影響を与えた。多彩な創作活動(小説、絵本、音楽、写真、翻訳)を通じて幅広い層に親しまれ、没後も作品・業績が評価され続けている。

関連学会

  • 日本ペンクラブ

資料所蔵先

  • NHKアーカイブス
  • 国立国会図書館(典拠レコード)

大衆文化への影響

  • 『千の風になって』は秋川雅史らによりカバーされ、追悼や葬儀の場で広く使用される国民的ヒットになった。
  • 函館の野外劇『星のまち Hakodate』のテーマソングなど、地域イベントにも楽曲が定着している。

引用

  • 美しいものを発見して伝えることをライフワークとして生きていきたいと誓った。
    出典: 来歴(自伝的記述)
  • 私のお墓の前で佇み泣かないで(『千の風になって』訳詩の一節)
    出典: 『千の風になって』訳詩/楽曲 (2003年)

豆知識

  • 母は助産婦である。
  • 上智大学法学部卒業後、電通に入社し環境ビデオの制作に携わった。
  • 1977年のCMソング『ワインカラーのときめき』では自ら歌唱しヒットした。
  • 『千の風になって』の訳詩や名称の商標登録をめぐる議論がある。
  • 2006年に電通を定年退職した。